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沖縄から世界を驚嘆させた高嶺剛監督 18年ぶりの新作『変魚路』公開&特集上映

2017年2月9日

大阪・九条のシネ・ヌーヴォで、沖縄を舞台にした数々の作品を発表してきた高嶺剛監督の新作『変魚路』公開を記念した高嶺剛監督特集が2月11日(土)より開催される。

高嶺剛監督は、1948年沖縄の石垣島川平生まれ。高校卒業まで那覇で過ごした後、国費留学生として京都教育大学特修美術科に入学。その頃から8ミリ映画を撮り始める。1974年に日本復帰前後の沖縄の風景を凝視した初長編監督作品『オキナワン ドリーム ショー』を制作。「アメリカ実験映画のゴッドファーザー」と呼ばれるジョナス・メカス監督を私淑し、1985年には初の長編劇映画『パラダイスビュー』が完成、ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門をはじめ、10数カ国の映画祭に出品。1989年には『ウンタマギルー』でベルリン国際映画祭カリガリ賞、ナント三大陸映画祭グランプリ、ハワイ国際映画祭グランプリ、日本映画監督新人賞など国内外の映画祭で多数上映、受賞し、全編沖縄語で展開される新しい表現を生みだした作家として世界的に注目される。1996年にジョナス・メカス監督が来沖したことをきっかけとなり生まれた『私的撮夢幻琉球 J・M』を発表。1998年には沖縄を代表する民謡歌手の大城美佐子を主演に迎え、『夢幻琉球・つるヘンリー』を市民プロデューサーシステムでデジタル撮影をいち早く取り入れて製作、東京国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、香港映画祭などで上映。

今回、18年ぶりとなる劇映画作品として『変魚路』。死に損ないばかりが暮らすバタイ村に暮らすタルガニは、親友のパパジョーともに、この世に絶望した自殺願望者たちの「生き直し」事業を営みながら静かに生きていた。そんなタルガニとパパジョーは、ご禁制の媚薬を盗んだ嫌疑をかけられた村を脱出するハメになってしまう。タルガニ、パパジョー、彼らを追う謎の女たち、生きているのか死んでいるのかもわからない男たち……追う者、追われる者の境目はいつしか消え、時間軸はおかしくなり、島の歴史の神話的領域にまで入り込んでいく。

また、高嶺剛監督特集の上映作品は以下の通り。

『オキナワン ドリーム ショー』(1974年)

『パラダイスビュー』<特別篇>(1986年)

『ウンタマギルー』(1989年)

『私的撮夢幻琉球 J・M』(1996年)

『パペット シャーマン スター』(2008年)

『夢幻琉球・つるヘンリー』(1998年)

変魚路』は2月11日(土)から3月17日(金)まで、『変魚路』公開記念高嶺剛監督特集は2月11日(土)より2月24日(金)までシネ・ヌーヴォで開催される。『』は一般1,700円学生1,400円シニア1,100円会員・高以下1,000円、『』公開記念高嶺剛監督特集は一般1,400円学生1,200円シニア1,100円会員1,000円(『』半券提示で1,000円)となっている。なお、2月11日(土)14時25分からの『』上映後には高嶺剛監督によるトークショーが予定されている。

予告を観ただけでも、アバンギャルドで不思議な沖縄の世界に連れていってくれそうである。とはいえ、私は高嶺剛監督を今回の上映によって初めて知ったので、多くを語ることはできない。公開当時に『ウンタマギルー』を鑑賞した私の妻曰く、沖縄に対する興味関心が高まった、とのこと。昨今は沖縄における様々な問題があり、関連する映画やドキュメンタリーがいくつも劇場で公開されている。2017年の現在に高嶺剛監督の作品に触れてみて、沖縄の文化の一篇を体感してみてはいかかだろうか。

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