大阪の街を全編モノクロで撮影した宮崎大祐監督が放つサスペンス『VIDEOPHOBIA』が劇場公開決定!
©「VIDEOPHOBIA」製作委員会
大阪の街を舞台にした全編モノクロ映像でつづられる“サイバーパンクサスペンス”『VIDEOPHOBIA』が劇場公開されることが決定した。
映画『VIDEOPHOBIA』は、女優志望の女性がクラブで出会った男と一晩限りの関係を持つが、情事を撮影したと思われる動画が流出していることに気付き、徐々に精神を病んでいくサスペンス。東京で女優になるという夢破れて故郷・大阪のコリアンタウンに帰って来た青山愛。それでも夢をあきらめきれず、実家に住み、バイトをしながら演技のワークショップに通っていた。ある日、愛はクラブで出会った男・橋本と一晩限りの関係をもつ。数日後、愛はその夜の情事を撮影したと思われるビデオがネット上に流出していることに気づく。そしてすぐに橋本の家を訪れるが、家はもぬけの殻だった。その後も連日その夜のものと思われるビデオがネット上に投稿される。自分のものとは断言できないが拡散し始める映像に、愛は徐々に精神を失調し始める…
本作は、『大和(カリフォルニア)』『TOURISM』の宮崎大祐監督による最新作。大阪の街を全編モノクロで描き出した。モントリオール新映画祭での評判を受け、大阪アジアン映画祭での日本プレミア上映が全回ソールドアウトしている。また、現在、コロナ禍で休業を余儀なくされ大打撃を受けた全国の映画館での公開を盛り上げるべくクラウドファンディングを実施中。僅か9日間で目標金額に達成。達成後 の現在 も、より多くの劇場で公開を目指し、 7月 30 日までサポータを募っている 。今回、10月20日(土)より東京・新宿のK’s cinema、11月7日(土)より池袋の池袋シネマ・ロサ、大阪・十三の第七藝術劇場で公開されることが決定した。
©「VIDEOPHOBIA」製作委員会
ヒロインの愛を、サニーデイ・サービス「セツナ」のミュージックビデオに出演している廣田朋菜さんが演じ、橋本役を『ヘヴンズ ストーリー』の忍成修吾さんが演じている。また、『ジムノペディに乱れる』の芦那すみれさんや『西北西』のサヘル・ローズさんが出演。また、サントラは日本のみならず海外でも人気を誇るBAKU(KAIKOO)、エンディングテーマは大阪出身の大人気ラッパーJin Dogg、ヌンチャクらによるオリジナル曲披露される。
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フランス の巨匠オリヴィエ・アサイヤス監督は「見事な作品!主演女優はとても身体的で、自然で、それでいて神秘的だ。そしてこの映画自体も同様に、シンプルで、エレガントで、明晰で、反復の中に日常生活の神秘とも言える何かを捉えている」と絶賛。小泉今日子さんも「見事な作品!主演女優はとても身体的で、自然で、それでいて神秘的だ。そしてこの映画自体も同様に、シンプルで、エレガントで、明晰で、反復の中に日常生活の神秘とも言える何かを捉えている」と称えている。
映画『VIDEOPHOBIA』は、10月24日(土)よりK’s cinema、11月7日(土)より池袋シネマ・ロサ、第七藝術劇場、他全国順次公開
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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