クストリッツァが“世界でいちばん貧しい大統領”に密着！『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』がいよいよ劇場公開！
（C）CAPITAL INTELECTUAL S.A
“世界で一番貧しい大統領“と言われたウルグアイの元大統領、ホセ・ムヒカに迫るドキュメンタリー『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』が、３月２７日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』は、南米ウルグアイの第４０代大統領で、質素な暮らしぶりから「世界で最も貧しい大統領」とも称されたホセ・ムヒカを捉えたドキュメンタリー。収入の大半を貧しい人々のために寄付し、質素でありながらも心豊かな暮らしを実践してきたムヒカ。国民のより良い生活のために自己犠牲をいとわず、予想外の政策を打ち出す彼の姿について、大統領の任期が満了する感動の瞬間までをカメラに収められた。極貧家庭に育ち、左翼ゲリラとして権力と戦い、１３年に及ぶ勾留生活を経て、大統領として国民に愛されたムヒカの波乱万丈な人生を追う。
本作は、『アンダーグラウンド』の名匠エミール・クストリッツァ監督が「世界でただ1人腐敗していない政治家だ」と直感し、２０１４年から撮影が行われた。
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映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』は、３月２７日（金）より大阪・梅田のテアトル梅田、３月２８日（土）より京都・烏丸の京都シネマ、４月３日（金）より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
ウルグアイの首都であるモンテビデオの郊外に生まれたムヒカ氏は、１０代の頃から政治活動を始め、チェ・ゲバラの演説に感銘を受け、都市型ゲリラ活動に従事していく。何度も逮捕、収監され脱獄に成功したこともあった。独房に押し込まれたことがあっても仲間と心を通わせ、正気を保ち続けた。なんとも強靭な肉体と精神を以て生き続けてきたことを痛感させられる。
軍事政権が倒れ、刑務所生活から解放された後は、下院議員に出馬し当選した後には着々と国のトップに向かっていく。ムヒカ氏が信念を以てウルグアイを良くしようとする姿が多くの国民に伝わったことが印象的に残る。２０１０年に大統領に就任後、世界の状況やイデオロギーを鑑み、社会民主主義をモットーに国の課題に取り組んでいく。資本主義経済のもたらす格差や貧困などを解消するために唱えられた社会主義思想であるが、 議会制民主主義の方法に依って議会を通して平和的・漸進的に社会主義を実現することで社会変革や労働者の利益を図った。教育、治安、住居及びインフラ分野を主要課題として取り組み、農業、技術振興、再生可能エネルギーへの投資は惜しまなかった。
まさにノーベル平和賞にノミネートされる程の実力があり、退任記念式典には多くの国民が駆けつけている。これほどの人物が現在も変わらずに質素な生活を営むことをやめない。モノに溢れ過ぎてしまった現代社会へ警鐘を鳴らす意味でも、一度は見て知っておきたい人物のドキュメンタリーであった。
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