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恋も学校も16歳でデビュー、ちょっと変わった少年の青春描く『リアム16歳、はじめての学校』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2019年5月22日

(C)2017 SCHOOLED FILMS INC., ALL RIGHTS RESERVED

 

自宅教育を受けて育った16歳の青年が、外の世界で出会う様々な体験と、それを見守る母親の姿を追いながら、いつか訪れる親離れ、子離れをユニークに描きだした『リアム16歳、はじめての学校』が、5月24日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『リアム16歳、はじめての学校』は、学校に行かずに自宅教育で育ち、16歳で初めての学園生活をスタートさせることになった少年の姿を描く、カナダ製の学園ドラマ。16歳のリアムは有名大学に入学してホーキング博士のような天文学者になることを夢見ながら、学校には通わず家でシングルマザーのクレアからの英才教育を受けていた。そんなある日、リアムは高卒認定試験を受けるために公立高校にはじめて足を踏み入れる。リアムはそこで義足の美少女アナスタシアを見かけ、人生ではじめて恋に落ちる。一目ぼれしたアナスタシアに近づきたいという一心で高校に通学することを決意したリアムの、初めての学園生活がスタートするのだが…

 

本作では、母親のクレア役を『ジュラシック・ワールド』『アントマン』シリーズのジュディ・グリア、リアム役を新人のダニエル・ドヘニーが演じる。監督は『ウォークラフト』『デッドプール』などで俳優としても活躍するカイル・ライドアウトが務めた。

 

(C)2017 SCHOOLED FILMS INC., ALL RIGHTS RESERVED

 

映画『リアム16歳、はじめての学校』は、5月24日(金)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、6月8日(土)より、京都・出町柳の出町座で公開。また、、^神戸・元町の元町映画館でも順次公開よ予定。

あらすじを読むと、過保護な親に育てられた哀れな少年の物語を想像してしまうかもしれない。しかし、本作が放つ魅力は、あらすじだけでは想像できない軽快で愛嬌ある家族の愛にこそある。

 

我が子を愛するがゆえに過保護になりがちで外界との交流を遮断させたい母親。友達が少なく、一目惚れした女子に近づきたいがために高校に行きたい息子。普通の物語ならば、母親からの息子が脱却する様子を壮絶に描くのかもしれない。だが、本作は違う。母親からの脱却ではなく、過保護な母親を尊重した上で、どのように互いが自立するかを追った愛に溢れた物語である。

 

作中には「周りに我が子が悪を教わるくらいなら自分が先に悪を教えてやる」と言わんばかりの“10代の反抗リスト”を作るシーンがある。これに母親の想いの全てが詰まっているような気がした。子が自立する時、親自身が子から自立するのが子育てにおいて一番難しいかもしれない…と感じさせる構成でありながら、作品が持つ明るく心地良いテンポによって、作品全体を通して届けるメッセージが際立っている。親と子の幸せの新たな形を見届けた。

fromねむひら

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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