『スター・トレック』が大好きな自閉症の少女がハリウッドを目指す…!『500ページの夢の束』いよいよ公開!
(C)2016 PSB Film LLC
自閉症を抱える少女が、人生で初の大きな目標のためにハリウッドを目指し旅する様とそれを見守る家族の姿を繊細に描き出す『500ページの夢の束』が、いよいよ9月7日(金)より公開される。
映画『500ページの夢の束』は、自閉症を抱える少女が、ある思いを胸に500ページの脚本を届けるためハリウッドを目指す旅の中で、少しずつ変わっていく少女の姿を描いたハートフルストーリー。自閉症のウェンディは『スター・トレック』が大好きで、自分なりの『スター・トレック』の脚本を書くことが趣味だった。ある日、『スター・トレック』の脚本コンテストが開かれることを知った彼女は、渾身の一作を書き上げる。しかし、郵送では締め切りに間に合わないことに気づき、愛犬ビートとともにハリウッドを目指して旅に出る…
本作では、ダコタ・ファニングが主人公ウェンディを演じ、ウェンディを支えるソーシャルワーカーのスコッティ役でトニ・コレット、ウェンディを案じながらも訳あって離れて暮らしている姉オードリー役でアリス・イブが共演。監督は『セッションズ』のベン・リューインが務める。
映画『500ページの夢の束』は、9月7日(金)より、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマほか全国ロードショー!
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幼い頃は自分一人でどこまで行けるだろうと何度思ったことだろうか。日本ならまだしも広大なアメリカならどれほどの規模になるのか、より一層ワクワクしてくる。もちろん、本当に一人の力だけでは到達できないことがほとんどだ。様々な人達に出会い、助けられながら最終的に目標を達成出来たら最高だ。一時の達成感以上に様々な経験がその後の人生に大いに影響していくことだろう。
本作の主人公、ウェンディもそれは同様だ。計画的に同じことを成し得ている日々から思い切って外に出てみることの勇気はさぞ大きなものだっただろう。そこから飛び出せば幾つもの困難が待ち構えていても、きっとうまくいくと思ってスクリーンに向かって応援したくなるはず!
天才子役と呼ばれたダコタ・ファニングも十分に大人になったが、繊細な少女の役を見事に演じ切っている。主人公の姉役を演じたアリス・イヴは『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でキャロル・マーカス博士役を演じており、『スター・トレック』の脚本コンテストを題材にした本作に出演しているのも乙なキャスティングでさらに興味を抱いてしまう。『スター・トレック』好きには勿論のこと、よく知らなくても十分に楽しめる、グッとくる作品である。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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