世界の名峰に挑む人々追う…!『クレイジー・フォー・マウンテン』関西の劇場でいよいよ公開!
(C)2017 Stranger Than Fiction Films Pty Ltd and Australian Chamber Orchestra Pty Ltd
世界の名だたる山々に挑む人々を映し出したドキュメンタリー『クレイジー・フォー・マウンテン』が関西の劇場で8月11日(土)より公開される。
映画『クレイジー・フォー・マウンテン』は、世界の名峰に挑む登山家やアスリートたちの姿を追ったオーストラリア製ドキュメンタリー。エベレスト(ネパール)、モンブラン(フランス)、デナリ(アメリカ)、メルー(北インド)など、世界5大陸の難関峰に挑む登山家や、ロープを付けずに垂直の岩壁を登頂する天才クライマーのアレックス・オノルドらの姿をはじめ、グランドキャニオンでマウンテンバイクに乗りながらのスカイダイビング、時速360キロに達するといわれるウィングスーツでの山頂からの滑空やパラグライダーなど、山を舞台とした危険と隣り合わせのエクストリームスポーツをこなすアスリートたちの勇姿を記録。
本作では、オーケストラ演奏と息をのむほどの絶景のコンビネーションも注目すべきポイント。また、ナレーションを個性派俳優のウィレム・デフォーさんが務め、極限状況に置かれた人々の素顔に迫る作品を手掛けてきたジェニファー・ピードンが製作と監督を務めた。
映画『クレイジー・フォー・マウンテン』は、8月11日(土)の山の日より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と京都・烏丸の京都シネマで公開。また、8月25日(土)より、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸でも公開。
私自身、20代後半にフルマラソンを走り終えた時、次はトライアスロンに挑戦するか、山を走るトレイルランニングに挑戦しようかと考えていた。フジロックフェスティバル等の野外フェスにも毎年参戦してきたので、ある程度はアウトドアにも興味があり各種装備も揃えていたので、登山にも興味があった。なぜ山を舞台にしたエクストリームスポーツに惹かれるのか?それは何物にも代え難い達成感があるからだと捉えていたが、本作では、もはや達成感すら超えた、無の境地に至っていた。自己陶酔を深めた究極の地点だ。
まさに、どうかしているぜ!と思えてしまう映像が冒頭から続いていく。そこにオーケストラ演奏が加わり、極上の自然映像が繰り広げられる。だが、究極のパフォーマンスの裏には、絶えず失敗や絶望が存在しており、それらも決して余すことなく伝えていく。最終的に、大いなる自然の偉大さを体感せずにはいられない一作である!
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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