ジョージ・クルーニーが監督!白人だけが住む街を舞台にしたクライムコメディ『サバービコン 仮面を被った街』いよいよ公開!
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白人だけが住む郊外の街で起きるとある事件を通し、アメリカに根強く残る人種差別の現実をリアルに描く『サバービコン 仮面を被った街』が関西の劇場含め全国で5月4日(金)より公開される。
本作は、ハリウッドのトップ俳優でありながら監督としても高く評価されるジョージ・クルーニーがメガホンを取る。ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン兄弟がクルーニーらと一緒に脚本を手がけた。キャストにはマット・デイモン、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックといった名優たちが顔をそろえている。
映画『サバービコン 仮面を被った街』は、1950年代に実際に起きた人種差別暴動をモチーフに、アメリカンドリームを絵に描いたような町サバービコンで巻き起こる奇妙な事件をサスペンスタッチに描いたドラマ。笑顔があふれる町サバービコンに暮らすロッジ家の生活は、ある時、強盗に入られたことで一変。一家の幼い息子ニッキーの運命は思いがけない方向へと転じていく。一方、時を同じくして町に引っ越してきた黒人一家の存在が、町の住人たちのどす黒い本性をあぶりだしていく…
映画『サバービコン 仮面を被った街』は、5月4日(金)より全国ロードショー。関西では、大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、T・ジョイ京都、109シネマズHAT神戸、神戸国際松竹ほか。
サブタイトルと作品の画像を見るだけでも、なんだか異常な世界が繰り広げられていることに興味を惹かせる内容。1950年代のアメリカといえば、人種差別暴動が実際に行われていた時代。人種が異なる家族が街に1組入ってきただけでも、これだけの騒動になることが恐ろしい。
その裏では、なんだかおかしい事件が起こる。強盗に入られたようなのだが、描かれ方が端的過ぎて、本当に強盗なのかと疑ってしまう。そんな違和感は大事にしておくべきだ。その違和感を育てながら観ていくと、最終的になんとも恐ろしい出来事に巻き込まれていく。本作はあくまでクライムコメディ。ずっしりとした気持ちになりながらも思いっきり皮肉を込めておもしろく観てやろうじゃないか。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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