ハリウッド期待のスターから一変して悲劇の怪物へと転落していく1人の男の物語『クレイフェイス』がいよいよ劇場公開!
©DC Studios. All Rights Reserved.
事故で美しい顔を失い、美貌と仕事を取り戻そうと禁断の実験に頼ったあげく、心も体も蝕まれていく男の姿をスリリングな描写と共に描く『クレイフェイス』が10月30日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『クレイフェイス』は、美貌と名声を失った男が禁断の治療に手を伸ばし、哀しき怪物へと成り果てていく悲劇を描く心理スリラー。犯罪と腐敗がはびこるゴッサム・シティ、新進ハリウッドスターのマットは事故で美しい顔を失い、世間から容赦ない嘲笑にさらされる。再起への執念から禁断の治療に手を出した彼は、傷ひとつない元の顔を取り戻すが、その副作用で身体に恐ろしい異変が起こり、心身ともに狂気に蝕まれていく。
本作では、2025年公開の『スーパーマン』、2026年公開の『スーパーガール』に続くDCユニバースの映画作品で、DCコミックスの「バットマン」シリーズに登場するヴィラン”クレイフェイス”の誕生を描いた。ウェールズ出身の俳優トム・リス・ハリスが主演を務め、主人公のスターとしての輝きから、美貌を失った絶望、そして狂気の怪物へと変貌していくまでを繊細かつ大胆に体現した。共演は『ミッキー17』のナオミ・アッキー、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のデビッド・デンシック。『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』のジェームズ・ワトキンスが監督を務め、『ドクター・スリープ』のマイク・フラナガンと『ドライヴ』のホセイン・アミニが脚本を担当。製作には『スーパーマン』の監督ジェームズ・ガンや『THE BATMAN ザ・バットマン』の監督マット・リーブスが名を連ねた。

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映画『クレイフェイス』は、10月30日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田やT・ジョイ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都、神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸や神戸のOSシネマズミント神戸ハーバーランド等で公開。
ジェームズ・ガンとピーター・サフランが主導し、2024年から本格始動しているDCユニバース。優れた脚本が完成するまで製作を承認せず、未完成や質の低い企画は白紙に戻すといった方針であることから、本作は実におもしろい脚本に仕上がっている、と感じた。DCコミックスではヴィランであるクレイフェイスは、ベースとなっているキャラクターは数人おり、本作では、マット・ヘーゲンが担うが、コミックス上での設定である元トレジャーハンターから、ハリウッド期待のスターへと変えられていることが興味深い。クレイフェイスが実写映画に登場することは初めてであり、これまでは、テレビアニメの『バットマン』『ザ・バットマン』に登場し、近年では『異世界スーサイド・スクワッド』『クリーチャー・コマンドーズ』に登場しており、『異世界スーサイド・スクワッド』でのクレイフェイスに一番近いキャラクターだといえるだろうか。本作では、クレイフェイスが誕生していく有様を描いていく。クレイフェイスはヴィランではあるが、そもそもは普通の人間である。不運な運命に遭い、美しい顔を失ってしまったマット・ヘーゲンが禁断の治療を受けてしまったことから変化していき、クレイフェイスになってしまったのだ。本作は、そんな変化を受け入れざるを得なかった悲劇を描く心理スリラーではあるが、デヴィッド・クローネンバーグ監督作品のようなボディ・ホラーの要素がたっぷりと込められている。本作を手掛けたジェームズ・ワトキンス監督は、クローネンバーグ監督の『ザ・フライ』から絶大な影響を受けているようで、納得せざるを得ない。だからこそ、昨今のボディホラー作品の真骨頂とすら思えてくる。ヴィランを主人公にした作品の中でも非常におもしろい作品であり、劇場のサラウンドがあるからこそ体感すべき作品だ。是非とも映画館で思い切り堪能してほしい一作である。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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