トロイア戦争の終結後、イタケの王オデュッセウスが家族の待つ故郷への帰還を目指す『オデュッセイア』がいよいよ劇場公開!
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トロイア戦争で名を馳せた英雄オデュッセウスが、妻子を残した故郷へ帰還するまでの10年にわたる壮大な旅を描く『オデュッセイア』が9月11日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『オデュッセイア』は、トロイア戦争後の英雄オデュッセウスによる10年におよぶ帰還の旅を描く。トロイア戦争を終えたイタケの王オデュッセウスは、妻と息子が待つ故郷への帰還を目指す。しかし神々の怒りを買った彼の前には、一つ目の巨人や魔女、荒れ狂う海の怪物といった幾多の試練が立ちはだかる。一方、王の不在が続く故郷では、王妃ペネロペに求婚者アンティノオスの影が忍び寄り、まだ見ぬ父を思う息子テレマコスも窮地に追い込まれていた。愛する家族のもとへ帰り着くため、オデュッセウスは過酷な運命に立ち向かっていく。
本作では、西洋文学の原点とされる古代ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を、『オッペンハイマー』『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督が映画化した超大作。ノーランが20年越しの念願として、長編映画として史上初となる全編IMAXフィルムカメラでの撮影を敢行した。オデュッセウスと妻ペネロペを『インターステラー』にも出演したマット・デイモンとアン・ハサウェイがそれぞれ演じ、息子テレマコスをノーラン作品初参加のトム・ホランド、求婚者アンティノオスを『TENET テネット』のロバート・パティンソンが演じている。そのほか女神アテナ役のゼンデイヤをはじめ、ルピタ・ニョンゴ、シャーリーズ・セロンら豪華キャストが顔をそろえた。撮影は『オッペンハイマー』のホイテ・バン・ホイテマ、音楽はルドウィグ・ゴランソンが担っている。

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映画『オデュッセイア』は、9月11日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマやT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんばやなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸やkino cinema 神戸国際等で公開。
トロイア戦争で名を馳せた英雄オデュッセウス。今や、コンピュータウイルスの名称として有名になってしまった”トロイの木馬”が本来はどういったエピソードに由来していたものであったか、を改めて知ることができる。そして、トロイア戦争の後に、どのようにして自らの故郷に帰っていったか、をクリストファー・ノーラン監督が壮大な叙事詩として描いていく…と書くと高尚な作品であると思われてしまうかもしれない。たしかに高尚さは存分にある作品であるが、それだけにとどまらないエンターテインメント作品としてのおもしろさがたっぷりと詰め込まれている。人食い巨人や自軍以上の力がある敵軍と遭遇したり、魔女の力に翻弄されたり、気づけば神の怒りにふれてしまいなかなか故郷に帰ることできなかったり…とオデュッセウスは、走馬灯のような経験をしていくのだから、観客は落ち着いて鑑賞することはできない。また、イタケの王であるオデュッセウスの帰国を待ち望んでいる王妃のペネロペや息子のテレマコスについては、求婚者らへのおもてなしをせねばならず、大変な憂き目に遭ってしまい、如何ともし難い事態だ。そんな状況下だからこそ、オデュッセウスに帰国してほしいが、いざ帰国したら、どのような状態になるか…悩ましい限りだ。各々のエピソードで描かれていく魅力的なシーンには、古代ギリシャやギリシャ神話における逸話がしっかりと通底しており、CGを使わない映画作りに拘っているクリストファー・ノーラン監督の思考における深淵が伺える。全てのファンタジーの原点になった壮大な叙事詩を、現代的な視点を以て昇華させた最高のエンターテインメント作品として仕上がっており、IMAXをはじめ、より良い上映環境の劇場で思い切り堪能してほしい、と心から願うばかりだ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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