賞金1000万円を懸けた生放送クイズ番組をめぐるミステリー『君のクイズ』がいよいよ劇場公開!
©2026 映画『君のクイズ』製作委員会
世間の注目を集める生放送クイズ番組を舞台に、最終問題の早押しクイズで1文字も問題を聞かずに正解を導き出した解答者と、他の解答者たちの様子や思考をVFXを駆使して描く『君のクイズ』が5月15日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『君のクイズ』…
賞金1000万円をかけた生放送のクイズ番組「Q-1グランプリ」の決勝戦。お茶の間が注目するなか、”クイズ界の絶対王者”こと三島玲央と、”世界を頭の中に保存した男”といわれる本庄絆は、ともに優勝への王手をかける。そして迎えた最終問題の早押しクイズで、本庄はまだ問題が1文字も読まれていないにも関わらず回答ボタンを押す。どよめく会場をよそに、なんと本庄は正解を言い当て優勝を果たす。あり得ない出来事に、三島は困惑を隠しきれない。本庄はなぜ不可能とも思える”ゼロ文字正答”を成し得たのか。三島はその謎を解明すべく独自に調査するが…
本作では、直木賞受賞作家の小川哲さんが2022年に発表しベストセラーとなったミステリー小説「君のクイズ」を映画化。豊富なクイズ知識と論理的思考をあわせもつ主人公の三島玲央を中村倫也さん、三島と対峙する謎多き天才クイズプレイヤーの本庄絆を神木隆之介さん、番組の総合演出を手がけ、盛り上げるためなら手段を選ばない坂田泰彦をムロツヨシさんが演じる。『ハケンアニメ!』『沈黙の艦隊』シリーズの吉野耕平監督がメガホンをとり、クイズプレイヤーの脳内で繰り広げられる思考の迷宮を、VFXを駆使してスタイリッシュに表現する。

©2026 映画『君のクイズ』製作委員会
映画『君のクイズ』は、5月15日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマやT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんばやなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。
クイズ番組で、問題を1文字も聞かずに正解できる…いわゆる”ゼロ文字正答”は、現実のクイズ番組でも極々稀に起きることがある。記憶にあるところでは、『マジカル頭脳パワー!!』にて、1993年に「マジカルコインいち文字クイズ」にて所ジョージさんが披露したことがあるのだ。それを決してヤラセだとは思いたくない。クイズの出題傾向を分析していくほどにロジックが出来上がり、解くことができることは、実に興味深い出来事である。なお、最近では、小川哲さんによる小説を受け、TBSラジオ「アフター6ジャンクション2」内でのリスナー参加型クイズ企画においても、”ゼロ文字正答”を果たしたリスナーが現れた。彼の回答に関しても、偽りなきロジックがあった。実に見事である。そんな類まれなる”ゼロ文字正答”が遂に映画化。期待せずにはいられない作品だ。
本作は、冒頭に”ゼロ文字正答”のシーンを見せられ、その後は、何故1文字も聞かずに正解できたのか、を追求していくストーリーテリングだ。まるで完全犯罪を解明する探偵のような気分で、登場人物と同じように心境で観ることが出来る作品に仕上がっている。ならば、主人公を中心としたシンプルなモノローグ作品になりそうだが、本作では、各キャラクター達の思考を、VFX等を使って斬新なビジュアルで表現していることが注目ポイントだ。それだけでクイズ王と呼ばれるような人間の脳を垣間見ているような気分になり、圧倒されながらも惹き込まれてしまう。だが、クイズ王と云われようが、結局は1人の人間であり、様々な人生経験をしている。それ故にクイズ王と呼ばれているのだ。彼等の裏側を知るほどに、本作に込められた刹那さに気づかされてしまう。だが、意外な顛末にも楽しませてもらった。それにしても、”ゼロ文字正答”となった答えが、本当に実在するモノだったことに、驚くばかり…
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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