禁断の狩猟世界!動物を合法的に殺すトロフィーハンティングの実態に迫るドキュメンタリー『サファリ』シアターセブンで大阪セカンド上映!トークイベントも開催!
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アフリカ諸国の一大観光資源となった、毛皮や頭部だけを目的に動物を狩猟するレジャー[トロフィーハンティング]を題材にしたドキュメンタリー『サファリ』が、大阪・十三のシアターセブンで3月17日(土)よりセカンド上映。3月18日(日)には、京都在住の猟師/作家の千松信也さんと、映像人類学とアフリカ研究を専門にする国立民族博物館の川瀬慈さん招き、特別対談を開催する。
本作の監督を務めたウルリヒ・ザイドル監督は、『パラダイス:愛』『パラダイス:神』『パラダイス:希望』の3部作が、それぞれカンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭、ベルリン国際映画祭のコンペ部門に選出される偉業を成し遂げたオーストリアの鬼才。監督の新作が日本で公開されるのは、3部作以来4年ぶりとなる。
映画『サファリ』は、野生動物を狩猟するトロフィー・ハンティングに密着したドキュメンタリー。アフリカの草原で群れをなすインパラ、シマウマ、ヌー、キリンなどの野生動物たち。そうした動物を嬉々として撃ち、狩猟するハンターたち。値段が付けられた野生動物を殺すことを趣味や娯楽とするオーストリア人とドイツ人のグループ、彼らを草原へと案内するナミビアのリゾートホテルのスタッフ、そして彼らが狩猟した動物の毛皮を剥ぎ、余った肉を食べる現地人。そんな人間たちの姿をカメラが肉薄していく…
3月18日(日)には、12:55~の作品 上映後、14:40頃から千松信也さんと川瀬 慈さんによる上映記念 トークショーを開催。千松さんは京都大学文学部在籍中の2001年に狩猟免許を取得し、先輩猟師から伝統のわな猟や網猟を学び、狩猟啓発イベントや市民講座などでの講演も各地で行っている。
川瀬さんはポレポレ東中野で人気のエンサイクロペディア・シネマグラフィカを開催するなど映像人類学の専門家。人類学、シネマ、現代アートの交差点から、 イメージやサウンドを用いた“物語り”の新地平を開拓してきた。今回、日本とアフリカのハンティングの相違点だけでなく共通点もふくめ、本作について様々な角度からトークが繰り広げられる予定。
映画『サファリ』は、3月17日(土)から、大阪・十三のシアターセブンで公開。3月18日(日)開催のトークイベントは、当日鑑賞頂いた方は無料で参加可能、トークのみの場合は500円が必要。また、京都・烏丸の京都シネマで5月26日(土)公開予定、神戸・元町の元町映画館で近日公開予定。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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