悪魔崇拝カルト集団の台頭により混乱に陥る韓国を舞台にしたホラーアクション『悪魔祓い株式会社』がいよいよ劇場公開!
©2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM ALLRIGHTS RESERVED.
カルト集団の台頭で混乱する韓国を舞台に、強靭な肉体で悪魔祓いを生業とする社長が社員たちと共に、悪魔から街の秩序を取り戻そうとする『悪魔祓い株式会社』が12月12日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『悪魔祓い株式会社』…
強靭な肉体と力を持つ社長のバウ、魅惑のエクソシスト・シャロン、情報収集を担うキムの3人が、悪魔祓いを専門で請け負う”悪魔祓い株式会社”を営んでいた。ある時、悪魔崇拝カルト集団の台頭によって社会が混乱し、警察や聖職者たちまでもが助けを求めて悪魔祓い株式会社に駆け込む事態に陥る。そんな中、医師ジョンウォンから、何者かの支配によって異常行動を繰り返す妹ウンソを助けてほしいという依頼が舞い込む。バウたちはウンソを救い、さらには社会の秩序を取り戻すために奮闘する。
本作は、『新感染 ファイナル・エクスプレス』や『犯罪都市』シリーズで人気を集める韓国の俳優マ・ドンソクが、企画・原案・主演を務めたホラーアクションエンタテインメント。強面で屈強なバウをマ・ドンソクが演じ、シャロン役を少女時代のソヒョン、2人をサポートしながら情報収集に勤しむキム役を「イカゲーム」シリーズのイ・デビッドが務める。

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映画『悪魔祓い株式会社』は、12月12日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のkino cinema 心斎橋や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。
様々なジャンルの要素が盛り込まれていないと韓国の映画ファンは満足しない、と以前から伺っている。その分、日本でロードショー公開される韓国映画はおもしろい作品が存分にある。だが、エンターテインメント作品としての韓国映画が存分におもしろいおかげで、ホラー映画というジャンルに絞った作品だと、もう一押しほしい、と思える作品があることも事実だ。では、ホラー映画に必要な要素は何であるか…本作は、それが、マ・ドンソクの存在であることを証明している。本作が韓国で劇場公開された頃から日本でもその噂は伝わっていた。悪魔や霊的な力に対しても、マ・ドンソクが拳を以て倒している、というだけでも注目せざるを得ない。今作を観てみたら、文字通りに倒しているので、マ・ドンソクのファンにとっては最高の一作だ。邦題にある通り、『エクソシスト』の如く、悪魔祓いを題材にした作品である本作。しかも、”株式会社”にしているのだから興味深い。悪魔祓いをビジネスにしており、マ・ドンソクが社長、エクソシストも存在し、情報収集担当もいるのだ。情報収集の仕事には、ビデオカメラを携え撮影することも含まれており、ファウンド・フッテージなホラー映画の要素がしっかりと盛り込まれている。そして、『エクソシスト』に倣うが如く、対峙する悪魔の名前が分からない限りは、完全に払うことは出来ない。悪魔崇拝カルト集団の台頭といった現代的な要素も込めながら、悪魔祓いホラーに欠かせないステップをしっかり描き、最終的にはマ・ドンソク映画として成立させたエンターテインメント作品として実におもしろい一作に仕上がっている。ここまでくると、次はどのようなジャンルの作品をマ・ドンソクがプロデュースするのか、今から楽しみで仕方がない。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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