Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

娘を誘拐された父親の奪還劇を描いた『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』がいよいよ劇場公開!

2025年12月2日

©1980 GCC Films, Inc

 

NYを舞台に、娘を誘拐された父親の追跡劇を臨場感あふれるスピード感と共に描き出す『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』が12月5日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』は、ニューヨークの街を舞台に、娘を誘拐された父親の命懸けの追跡劇をスピード感と臨場感たっぷりに活写したサスペンスアクション。元警察官のトラック運転手ショーン・ボイドは妻と別れて以来、ひとり娘のキャシーと2人で暮らしている。キャシーの15歳の誕生日、ボイドはバレエ公演のチケットをプレゼントし、学校へ行くキャシーをセントラルパークまで送る。いつも通りの平穏な1日が始まるはずだったが、突如としてキャシーが見知らぬ車に引きずり込まれてしまう。目の前で愛娘を誘拐されたボイドは必死に後を追うも、車の横転事故により病院に搬送される。トネリ警部補率いるニューヨーク市警察の捜査チームによる事情聴取がなかなか進展せず、苛立ちを覚えたボイドは病院を抜けだし、独自に娘の捜索を開始する。

 

本作では、『悪魔の棲む家』のジェームズ・ブローリンが主演を務め、『真夜中のパーティー』のクリフ・ゴーマンが誘拐犯ソルテック、『ゴッドファーザー』のリチャード・カステラーノがトネリ警部補、『コマンドー』のダン・ヘダヤがボイドを逆恨みする元同僚バーンズ刑事を演じた。アメリカの作家ウィリアム・P・マッギバーンの小説を原作に、テレビドラマ「刑事コロンボ」などのロバート・バトラーが監督を務めた。権利問題から長らく鑑賞が困難となっていたが、2025年12月に4K修復版にてリバイバル上映。

 

©1980 GCC Films, Inc

 

映画『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』は、12月5日(金)より全国の劇場で公開。関西では、12月5日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田、12月6日(土)より和歌山のシネマ203、12月12日(金)より京都・烏丸御池のアップリンク京都、12月19日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

1980年に日本でも劇場公開され、カルト的な人気を誇りながらも、権利問題で長らく鑑賞が難しく、TVで放映されたことがあるが、VHSが一度発売されただけで幻の傑作が4K修復された、とな。当時を知らなかったこともあり、今回、初めて観ることが出来た。予告編を観るだけでも驚くが、ニューヨークの街中でこんな撮影ができたの!?と思わずにはいられない。これはゲリラ撮影もあるよね!?さすがにマシンガンをぶっ放すのは、エキストラも含めた仕込みがあるよね!?と考えずにはいられなかった。

 

1970年代の終わり頃で、まだ危険で猥雑だった頃のニューヨークを舞台に、富豪の娘と人違いした誘拐犯に自身の娘を連れ去られてしまった元警察官が主人公の本作。そんな人違いってあるの!?と思わずにはいられないが、うっかりやってしまうかな、とギリギリに思わずにはいられない画作りにはハッとさせられてしまう。以降、主人公は様々な人物とのやり取りをしながら、協力者を見つけたり、何故だか反感を買ってしまった人物らに追いかけまわされてしまうのだから、最終的にはどうケリをつけるの??と思ってしまうストーリーテリングだ。だが、最終的には何ともいえない刹那さも漂ってしまうのだから不思議な一作でもある。だからこそ、カルト的な人気を誇ったことにも納得してしまう。よくぞニューヨークでここまで撮ったな!と思わせてくれる一作を是非とも劇場で体感してみてはいかがでしょうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts