黒猫の妖精シャオヘイが新たな脅威に立ち向かう『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』がいよいよ劇場公開!
©Beijing HMCH Anime Co.,Ltd
師匠のムゲンとともに村で穏やかな日々を送っていたシャオヘイが、妖精会館が何者かに襲撃されたという知らせを受け、思いもよらぬ敵を前にして大きな選択を迫られる『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』が11月7日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』は、妖精と人間が共存する世界を舞台に、猫の妖精である羅小黒(ロシャオヘイ)の冒険と成長を描いた中国の劇場アニメ『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』の続編。前作で心を交わした妖精シャオヘイと人間ムゲンのその後を描く。師匠であるムゲンとともに小さな村で穏やかな日々を過ごしていたシャオヘイだったが、ある時、とある会館への襲撃事件が、長きにわたって保たれていた妖精の世界の平和を脅かす。妖精会館からの任務によってシャオヘイとムゲンは引き離され、2人の運命は大きく揺らぎ始める。次々と現れる脅威に立ち向かう中、シャオヘイは姉弟子ルーイエとともに真実を求めて新たな冒険へと旅立つ。やがて思いもよらない敵を前にしたシャオヘイは、大きな決断を迫られる。
本作の日本語吹き替え版では、前作に続いてシャオヘイ役を花澤香菜さんが担当。人間でありながら妖精たちの集う館に所属する最強の執行人であるムゲンを宮野真守さんが演じる。そのほか、ルーイエ役を悠木碧さん、ナタ役を水瀬いのりさんが務めた。

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映画『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』は、11月7日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田やT・ジョイ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、兵庫・神戸のOSシネマズミント神戸等で公開。
2019年に日本で『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)/THE LEGEND OF HEI』として公開された際、劇場で鑑賞したが、中国製アニメーション映画がここまでのクオリティが高い作品にまで至っていることに驚かされた。まるで、日本のアクションシーンがしっかりとしている名作アニメを観ているような気分になったことを今でも覚えている。その後、『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』として日本語吹き替え版も製作されたことを考えると、どれだけ評価されたか此処に書くまでもない。その頃から続編が製作されていることは報じられていたが、遂に日本でも劇場公開となる。今回、ワクワクしながら鑑賞してみたが、前作以上にアクションシーンは物凄くハードな描写をひたすら繰り返しており、2018年公開の『スパイダーマン:スパイダーバース』が世界のアニメーション映画に革命をもたらしたことが、まだまだ影響を及ぼしていることに改めて気づかされるばかり。前作では、世界の環境問題を根底にしながら、人間と自然の共存といったテーマ性を独自の視点を以て壮大な物語に仕上げていた。今作も、人間と自然の共存をテーマにしながらも、アクロバティックなアクションを見せつけながらも、新たなる世界の脅威と対峙していく。その中で、妖精シャオヘイが秘められた力を発揮し、人間であるムゲンが無敵の力を見せつけていくのがたまらない。そして、シャオヘイの兄弟子となるルーイエと親交を深めていく光景も素晴らしかった。世の中で新たな脅威が起こり得るなら、本作はさらなる続編が作られていくのだろうが、それも今から今から楽しみだ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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