ある家族に残された弟の失踪にまつわる1本のビデオテープをめぐるホラー『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』がいよいよ劇場公開!
©2025 「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」製作委員会
弟が山で失踪した過去を持ち、人を探すボランティアをしている男性が、母から送られたビデオテープをきっかけに過去の記憶を辿ろうと弟が消えた山へ向かう『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』が1月24日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』…
一緒にかくれんぼをして遊んでいた弟が失踪してしまったという過去を持つ兒玉敬太。その後も弟の日向は見つからないままで、現在の敬太は行方不明者を捜すボランティア活動に従事している。そんな彼のもとに、母親から古いビデオテープが送られてくる。そこには、日向がいなくなる瞬間が映されていた。霊感のある同居人・天野司はそのビデオテープに禍々しさを感じ、敬太に深入りしないよう忠告するが、敬太は忌まわしい過去の真相を暴くために動きだす。敬太を取材する記者の久住美琴も加わり、3人は日向が失踪した山に足を踏み入れるが…
本作は、テレビドラマ「イシナガキクエを探しています」の演出を手がけた近藤亮太監督が長編初メガホンをとり、2022年の第2回日本ホラー映画大賞にて大賞を受賞した短編映画を自ら長編映画化したホラー映画。『プロミスト・ランド』の杉田雷麟さんが兒玉敬太役で主演を務め、同居人の天野司を『アルプススタンドのはしの方』の平井亜門さん、新聞記者の久住美琴を『サユリ』の森田想さん、美琴の上司である塚本哲也を藤井隆さんが演じる。Jホラーの巨匠である清水崇さんが総合プロデュースを手がけた。
©2025 「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」製作委員会
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は、1月24日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や、京都・烏丸御池のアップリンク京都、兵庫・神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランドで公開。
「第1回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した短編映画の長編映画化である『みなに幸あれ』に続いて、第2回日本ホラー映画大賞にて大賞を受賞した短編映画も長編映画化となった本作。日本のホラー映画界においても着実に新たな映画監督が誕生しているのは実に嬉しいことだ。本作については、まことしやかに話題に上っている「イシナガキクエを探しています」の演出を手がけた近藤亮太監督であることから、注目度は高まっている。今回、”Jホラー”として盛り上がった頃をよみがえらせるべく、本気の怖さに対する演出が存分に詰め込まれていた。得体の知れないものがどこかに潜んでいるとしか思えない恐怖、恐怖を絶つためにルーツを探っていくストーリーテリング、救いの光が見えたかとおもったら驚天動地に追い込まれていくストーリーのツイスト、観終わった後にはなんともいえない心境に陥ってしまう感覚…これぞ、Jホラーを楽しんだ時の興奮がたっぷりと詰め込まれている。そこには、今後更なる注目が集まるであろう俳優として、杉田雷麟さん、平井亜門さん、森田想さんが出演しているので見逃す選択肢はない。さぁ、この恐怖を存分に体験してみよう。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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