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深夜のスーパーマーケットで働く人々の絆と孤独描く『希望の灯り』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2019年4月25日

(C) 2018 Sommerhaus Filmproduktion GmbH

 

旧東ドイツ・ライプツィヒの巨大なスーパーマーケットを舞台にしたヒューマンドラマ『希望の灯り』が、4月26日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『希望の灯り』は、旧東ドイツの巨大スーパーを舞台に、社会の片隅で助け合う人々の日常を穏やかにつづったヒューマンドラマ。ライプツィヒ近郊の田舎町に建つ巨大スーパー。在庫管理係として働きはじめた無口な青年クリスティアンは、一緒に働く年上の女性マリオンに恋心を抱く。仕事を教えてくれるブルーノは、そんなクリスティアンを静かに見守っている。少し風変わりだが素朴で心優しい従業員たち。それぞれ心の痛みを抱えているからこそ、互いに立ち入りすぎない節度を保っていたが……

 

本作は、旧東ドイツ生まれの作家クレメンス・マイヤーの短編小説「通路にて」を、同じく旧東ドイツ出身のトーマス・ステューバー監督が映画化。『』のフランツ・ロゴフスキが主演を務め、ドイツアカデミー賞で主演男優賞を受賞。マリオン役に『』のサンドラ・フラー。2018年の第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された。

(C) 2018 Sommerhaus Filmproduktion GmbH

 

映画『希望の灯り』は、4月26日(金)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、4月27日(土)より、京都・烏丸の京都シネマで公開。また、5月24日(金)より、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

とても美しいスーパーマーケットの景色が見られた。

 

原題のドイツ語「in den gangen」は英語に言い換えると「in the hallways」。日本語に直訳するならば「廊下にて」、巨大なスーパーの中に並ぶ棚と棚の間の通路を指す。スーパーで働く主人公クリスティアンや同僚たちは、一日のほとんどをこの「棚の通路」の中で過ごし、寂しげな深夜のバスでひっそりとアパートへ帰ってゆく。

 

明るいか暗いかで言えば、少しどんよりとした話だ。世の中って楽じゃないよね、つらいよね…という雰囲気にずっと満ちている。生活に余裕もなく、将来に希望があるわけでもない労働者たちの日常は、観ている側も心苦しくなってしまう。だが、鑑賞後の気持ちは沈まない。むしろ、もう一度観てたくなる。とにかく、風景に見とれてしまう。遠近感が伴った奥行を意識している画面構成は絵画のように美しく、シーンごとに目を奪われる。

 

また、音の使い方がとても印象的で、不思議だけれど共感できる、とても素敵な演出がある。是非、音響の良い映画館で耳をすませて観て頂きたい。世の中を真摯に見つめて切り取ることが出来るトーマス・ステューバー監督の次回作が早くも楽しみだ。

fromNZ2.0@エヌゼット

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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