悪魔がTV番組で惨劇を巻き起こすホラー『悪魔と夜ふかし』がいよいよ劇場公開!
©2023 FUTURE PICTURES & SPOOKY PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
オカルトライブショーで人気回復を試みるバラエティ番組の司会者の姿を、1970年代から1980年代の名作へのオマージュを交えて描く『悪魔と夜ふかし』が10月4日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『悪魔と夜ふかし』は、テレビ番組の生放送中に起きた怪異を、ファウンドフッテージ形式で描いたオーストラリア製ホラー。1977年、ハロウィンの夜。放送局UBCの深夜のトークバラエティ番組「ナイト・オウルズ」の司会者ジャックは、生放送のオカルトライブショーで人気低迷を打開しようとしていた。霊聴やポルターガイストなど怪しげな超常現象が次々と披露されるなか、この日のメインゲストとして、ルポルタージュ「悪魔との対話」の著者の著者ジューン博士と本のモデルとなった悪魔憑きの少女リリーが登場。視聴率獲得のためには手段を選ばないジャックは、テレビ史上初となる“悪魔の生出演”を実現させようともくろむが、番組がクライマックスを迎えたとき思わぬ惨劇が起こる。
本作では、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のデビッド・ダストマルチャンが司会者ジャックを怪演。『モーガン・ブラザーズ』のコリン&キャメロン・ケアンズ兄弟監督が、1970〜1980年代の名作ホラーへのオマージュを盛り込みながら、クールでレトロな映像とリアルな演出で描き出す。
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映画『悪魔と夜ふかし』は、10月4日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都、兵庫・神戸のOSシネマズミント神戸等で公開。
フェイクドキュメンタリーの一種であるファウンド・フッテージの形式を用いたホラー作品。古くは『食人族』、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』等の様々なタイプの作品があった。本作においては、深夜に放送されたトークショー番組の収録現場が舞台。1970年代風のフィルムで撮影されたかのようなカラーグレーディングが施されており、まさに本当にこんな番組がかつて放送されており、秘蔵のテープが今回解禁されたかのような仕様の作品だ。あくまで架空の番組ではあるが、登場するのは、いかにもインチキにしか見えない霊能力者、超常現象懐疑論者、超心理学者と悪魔に憑りつかれた少女。ネタ扱いとガチものまで勢揃いしており、オカルトすきにとっては最高のラインナップだろうか。悪魔に憑りつかれた少女については、『エクソシスト』にも対抗できるレベルの豹変ぶりは要注目。そして、懐疑論者による催眠術と種明かしには、映画とは驚かされた。だからといって、悪魔と懐疑論者が並んでしまうと、どのようなことが起こってしまうのか…そこはあなたの想像と一致するか…乞うご期待!
それにしても、結局のところ、このような番組が存在する由縁は、司会者によるものだろうか、プロデューサーらによるものだろうか。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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