台湾のチャン・チェンとSABU監督がタッグを組んだ『Mr.Long ミスター・ロン』!シネマート心斎橋で公開!
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台湾の人気俳優チャン・チェンと数多くの作品が国際映画祭に出品されているSABU監督がタッグを組み、台湾と日本を舞台に繰り広げられる唯一無二のハートウォーミングバイオレンスストーリー『Mr.Long ミスター・ロン』が大阪・心斎橋のシネマート心斎橋で12月16日(土)より公開される。
本作の主人公を演じるのは『牯嶺街少年殺人事件』の主演を務めて人気を博し、『グリーン・デスティニー』や『レッド・クリフ』シリーズなどにも出演してきたチャン・チェン。監督は『弾丸ランナー』にて衝撃のデビューを飾り、その後も『蟹工船』や『天の茶助』などを手掛けたSABUが務める。
映画『Mr.Long ミスター・ロン』は、日本で逃亡生活を送ることになってしまった台湾マフィアの青年が、逃げ延びた町の人々との交流を通して徐々に人間らしさを取り戻していく姿を描いた作品。ナイフの達人で殺し屋を生業としているロンは、東京・六本木にいる台湾マフィアを殺す仕事を請け負うが失敗し、北関東のとある田舎町へと逃れてくる。日本語がまったくわからない中、心を閉ざした少年ジュンやジュンの母で台湾人のリリーと出会ったロンは、世話好きな住民たちの人情に触れ、やがて牛肉麺(ニュウロウミェン)の屋台で働くことに。屋台は思いがけず繁盛するが、そこにヤクザの手が迫ってくる…
映画『Mr.Long ミスター・ロン』は、12月16日(土)から、大阪・心斎橋のシネマート心斎橋で公開。
寡黙な主人公を中心にした作品を多く作ってきたSABU監督が、『うさぎドロップ』や『天の茶助』等のメジャー作品でポップな映像表現を披露した後に制作したのが本作。日本に過ごさなければならなくなってしまった台湾人、寡黙な主人公に最適なキャラクター設定だ。そこに日本のとある田舎町にいる賑やか人々がポップに添えられている。まさに現在のSABU監督による渾身の一作。
デジタルリマスター版が今年は日本でも公開された『牯嶺街少年殺人事件』(1991年)に映画初出演で主演を務めたチャン・チェンが現在まで俳優として活躍している。本年最後に、日本と台湾を舞台にした作品に出演したことが何とも嬉しい限りだ。
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- 映画ライター
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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