地球の危機を救うべく、ドラえもんやのび太たちが壮大な冒険を繰り広げる『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』がいよいよ劇場公開!
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024
音楽がエネルギーになる惑星へ不思議な少女に導かれて訪れたのび太たちが、音楽を守るため奮闘する『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』が3月1日(金)より全国の劇場で公開される。
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』は、「音楽」をテーマに、ドラえもんとのび太たちが地球を救うための壮大な冒険を繰り広げる。学校の音楽会に向けて、苦手なリコーダーの練習をしているのび太の前に、不思議な少女ミッカが現れる。のび太の奏でるのんびりとした音色が気に入ったミッカは、音楽がエネルギーになる惑星でつくられた「音楽(ファーレ)の殿堂」にドラえもんやのび太たちを招待する。ミッカはファーレの殿堂を復活させるために必要な音楽を一緒に演奏する、音楽の達人を探していたのだ。ドラえもんたちはひみつ道具「音楽家ライセンス」を使って殿堂の復活のため音楽を奏でるが、そこへ世界から音楽を消してしまう不気味な生命体が迫ってくる。
本作は、国民的アニメ「ドラえもん」の長編映画43作目で、原作者である藤子・F・不二雄の生誕90周年記念作品。海外で音楽活動をしている歌姫という設定のゲストキャラクター、ミーナ役で芳根京子さんが声優出演。主題歌は、アニメ映画主題歌はこれが初めてとなるVaundyが担当。監督は『映画ドラえもん のび太の宝島』『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の今井一暁さんが務めた。
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』は、3月1日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマ、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、兵庫・神戸のOSシネマズミント神戸等で公開。
今回、東宝主催の試写会に招待頂き、鑑賞しました。
近年の『映画ドラえもん』シリーズは、偶々であるのか時勢にあった内容で、大人もハッとさせらながら存分に楽しめる作品が続いている。今作の場合、冒頭で、のび太がうっかり「音楽」がない世界を作り出してしまう。同様のシチュエーションは、様々なディストピアSF映画で描かれており、音楽が無いからこそ音楽を求めてしまうストーリー展開が多い。本作では、音楽がなければ、こんなにも端的に世界は困惑する状態に陥ってしまうのか、と驚かされた。…といった前振りがあった中で、ストーリーは、世界から音楽を消してしまう不気味な生命体に対抗するべく、ドラえもんとのび太たちが様々なキャラクターが頑張っていく。この不気味な生命体には、某有名SFホラー映画に登場する物体へのオマージュが込められているかのように感じられた。機会があれば、シリーズを企画している方々に一度はインタビューしてみたいものだ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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