ポアロが霊能者による“超常現象”の謎に挑む『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』がいよいよ劇場公開!
©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
水の都・ベネチアを舞台に、隠遁生活を送っていたポアロが、自身の命を狙おうとする超常現象の謎を解明しようとする『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が9月15日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』…
ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る名探偵エルキュール・ポアロは、死者の声を話すことができるという霊媒師のトリックを見破るために、子どもの亡霊が出るという謎めいた屋敷での降霊会に参加する。しかし、そこで招待客のひとりが人間には不可能な方法で殺害される事件が発生。犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、真相究明に挑むポアロだったが…
本作は、アガサ・クリスティの生んだ名探偵エルキュール・ポアロが、イタリアの水上都市ベネチアを舞台に不可解な殺人事件の解決に挑む姿を描いた本格ミステリー。ケネス・ブラナーが監督・製作・主演を務めた『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くシリーズ第3弾で、今作でもブラナーがメガホンをとり、自らポアロに扮した。原作はクリスティの小説「ハロウィーン・パーティ」。物語の鍵となる霊媒師レイノルズを『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人で初のアカデミー主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーが演じる。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェレミー・ドーナン、『サタデー・ナイト・ライブ』のヘッドライナーとしても知られる俳優でコメディアンのティナ・フェイらが共演した。
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映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は、9月15日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマや T・ジョイ梅田、難波のTOHOシネマズなんばやなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSや神戸のOSシネマズミント神戸等で公開。
今回、ディズニーより、『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の試写会に招待頂きました。前作『ナイル殺人事件』は1937年の出来事であったが、本作は、第二次世界大戦後の1947年という舞台設定。名探偵エルキュール・ポアロは一線を退き、静かな日々を過ごしていた。アガサ・クリスティの小説「ハロウィーン・パーティ」を原作にした今作は、ハロウィーンを部下得た水上の街ベネチアを舞台に、亡霊の仕業のような殺人事件に対峙するポアロを描いていく。前作までは、列車や豪華客船を舞台に美しい風景をバックに移動しながら事件を解決するという壮大な旅行記ものであった。今作では、ポアロらを一か所に閉じ込めており、真逆のような舞台にチャレンジにしているようにも捉えられる。なお、原作では、イギリスのカントリー・ハウスと呼ばれる大邸宅が舞台だが、初の映像化となる本作では、ベネチアの朽ち果てた大邸宅に変えており、ケネス・ブラナー自身が自らを追い込んで、悩めるポアロの姿を演じているようにも感じられた。また、追い詰められたポアロは、過去の事件による代償とも向き合い、悲しく憂いある表情も見せていく。過去2作とも違ったケネス・ブラナーによるポアロの姿を堪能できる作品だ。3作目にして、ここまでの作品を作り上げたところで、残る作品は『象は忘れない』か『カーテン』か!?やはり次も見たくなる本シリーズである。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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