妻の浮気を知ったものの、その事実を言い出せないフリーライターの姿を描いた『窓辺にて』がいよいよ劇場公開！
（C）2022「窓辺にて」製作委員会
編集者をしている妻と担当作家の浮気を知る夫が、浮気をきっかけに芽生えた感情に思い悩む姿を描く『窓辺にて』が１１月４日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『窓辺にて』…
フリーライターの市川茂巳は、編集者である妻の紗衣が担当している人気若手作家と浮気していることに気づいていたが、それを妻に言い出すことができずにいた。その一方で、茂巳は浮気を知った時に自身の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。そんなある日、文学賞の授賞式で高校生作家の久保留亜に出会った市川は、彼女の受賞作「ラ・フランス」の内容に惹かれ、その小説にモデルがいるのなら会わせてほしいと話す。
本作は、『愛がなんだ』の今泉力哉監督が稲垣吾郎さんを主演に迎え、オリジナル脚本で撮りあげたラブストーリー。市川の妻である紗衣を中村ゆりさん、高校生作家の久保を玉城ティナさん、市川の友人である有坂正嗣を若葉竜也さん、有坂の妻であるゆきのを志田未来さん、紗衣の浮気相手である荒川円を佐々木詩音さんが演じる。
（C）2022「窓辺にて」製作委員会
映画『窓辺にて』は、１１月４日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。
うだつが上がらないキャラクターによる会話劇多めなオリジナルの群像劇を多く手掛けてきた今泉力哉監督が、稲垣吾郎さんを主演に迎えたならば、それはベストマッチな作品だ！とニュースリリースの段階から楽しみにしていた。予想は全く外れていなかった。今泉監督のフィルモグラフィだと『サッドティー』に近い、未練を描いた作品ではあるが、未練に対してドロドロした感情を抱くのではなく、本作の主人公は、あくまで低体温で冷静に分析しようとする。ある種の”変な人”でもあるのだ。”変な人”との会話は、どこかでズレが生じ、可笑しく滑稽なものだ。故に本作における会話劇のシーンは、じわじわと面白さが伝わってくる。その時、今泉監督作品のおもしろさに気づかされるだろう。こんな作品をコンスタントに公開してくる今泉力哉監督にまだまだ目が離せない。
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