中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く少年の信と中華統一を目指す嬴政の姿が描かれる『キングダム2 遥かなる大地へ』がいよいよ劇場公開！
（C）原泰久／集英社 （C）2022 映画「キングダム」製作委員会
天下の大将軍を目指す信と王の座を取り戻した嬴政が、秦への侵攻を開始した魏討伐のため、蛇甘平原の戦いに赴く様を描く『キングダム2 遥かなる大地へ』が７月１５日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』…
紀元前、春秋戦国時代の秦。天下の大将軍を志す戦災孤児の少年である信（しん）は、弟のクーデターにより玉座を追われた若き王である嬴政（えいせい）と運命的な出会いを果たし、河了貂（かりょうてん）や山の王である楊端和（ようたんわ）と協力しながら、嬴政の玉座奪還に成功する。半年後、隣国の魏が秦への侵攻を開始。秦は国王えい政の号令の下、蛇甘（だかん）平原に軍を起こす。歩兵として戦場へ赴いた信は、同郷の尾兄弟や頼りない伍長である澤圭（たくけい）、子どものような風貌に哀しい目をたたえた謎の人物である羌瘣（きょうかい）と共に、最弱の伍（五人組）を組むことに。戦略上有利とされる丘を魏軍に占拠され劣勢を強いられる中、信が配属された隊を指揮する縛虎申（ばくこしん）は、無謀とも思える突撃命令を下す。
本作は、原泰久さんの人気漫画を実写化した２０１９年公開の大ヒット映画『キングダム』の続編。キャストには信役の山崎賢人さん、嬴政役の吉沢亮さん、河了貂役の橋本環奈さんら前作のメンバーに加え、原作でも人気のキャラクターである羌瘣役で清野菜名さんが新たに参加。前作に続き佐藤信介監督がメガホンをとる。
（C）原泰久／集英社 （C）2022 映画「キングダム」製作委員会
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』は、７月１５日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマや難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や三条のＭＯＶＩＸ京都や七条のＴ・ジョイ京都、神戸・三宮のＯＳシネマズミント神戸等で公開。
前作から更にスケールアップしたVFXには目を見張るものがあった。VFXを使用する作品で問題になりがちな、遠近法の崩壊によるスケールの違和感だが、本作は見事にクリアしている。外国映画でも疎かになっている部分でもあると日頃から感じていたので、素直に感心してしまった。
スケールアップしたのは、VFXだけに止まらず、アクションやキャストも豪華。清野菜名さん演じる「羌瘣」は、沈黙を貫きながらも目線だけで悲哀に満ちた心情を伝え、アクションシーンでは他者を寄せ付けないというメリハリが凄い。大沢たかおさんによる「王騎将軍」が放つ只ならぬ威圧感たるや、スクリーンに登場しただけで戦場と劇場両方の空気を一変させる程の底知れぬ魅力を放っている。「あなたさっきからずっと死地に立っているんですよ」は今夏の流行語に間違いなし！
信の”天下の大将軍”までの途方もない道のりは本作で幕が開かれたが、自然と続きが見たくなる物語の引き込み方は、次回作を確実なものにさせるだろう。
fromねむひら
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- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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