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関西映画文化に新たな風を吹き込む! “新生”〈テアトル梅田〉が新起動!

2024年3月1日

現在リニューアル工事を進めているシネ・リーブル梅田が、リニューアルオープンに合わせて2024年4月19日(金)に劇場名称を〈テアトル梅田〉に変更し、新たに生まれ変わる。

 

テアトル梅田は、1990年4月19日に大阪・梅田茶屋町にオープン。32年もの間、関西のミニシアター文化のけん引役として、エンターテインメント作品からアート作品にいたるまで世界中の良質な作品を2000本以上上映してきた。だが、2022年9月末に閉館。閉館が発表された際には、SNS上では劇場での思い出を懐かしむ声やその決定を惜しむ声が溢れた。最後の2週間で行われた「さよなら興行」は連日の超満員。最終日には、全国から来館した数多くの映画ファンに見守られながら、その幕を閉じた。

 

そのテアトル梅田が産声を上げた1990年4月19日から数えて、ちょうど34歳の誕生日にあたる2024年4月19日(金)、関西ミニシアターの歴史を刻んできた梅田ガーデンシネマ、そしてシネ・リーブル梅田が存在した場所で、“新生”テアトル梅田がオープンする。

 

劇場名を継承するにあたり、旧テアトル梅田の外壁にあった象徴的な劇場名サインは回収。新生テアトル梅田に移設する。32年間、常にお客様を見守り続けてきたサインが新たなシンボルとして蘇り、これからもお客様をお迎えしていく。

 

また、運営会社である東京テアトルが、「過去愛されたものを新しい価値で」をコンセプトに取り組んでいる廃棄スクリーン再生活用プロジェクト「SCRE:EN」ともコラボし、旧テアトル梅田で実際に閉館まで使われていたスクリーン生地を使用した新商品の限定販売も準備中だ。

 

新生テアトル梅田は、関西映画文化の歴史を受け継ぎ、紡ぎつつ、これまでにない新しい関西の映画発信拠点として新しい風を吹き込むべくチャレンジしていく。現在進行中のリニューアル工事はロビー内装が中心だが、劇場内鑑賞環境改修も今後計画しており、是非今後の動向にご注目を。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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