“ジグソウを凌駕する猟奇犯”の物語が幕を開ける…『スパイラル:ソウ オールリセット』がいよいよ劇場公開!
(C)2020 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
2004年の誕生以来多くのホラーファンを熱狂させた『ソウ』シリーズを“アップデート&リセット”した新たな恐怖の物語『スパイラル:ソウ オールリセット』が9月10日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『スパイラル:ソウ オールリセット』は、2004年製作の第1作以降、これまでに8作品が製作された人気スリラーシリーズ「ソウ」シリーズの新たな一作。過去のシリーズと関係する登場人物が一新され、ジグソウの後継者をめぐる物語をリセットし、ジグソウを凌駕する新たな猟奇犯が登場する。地下鉄の線路上で舌を固定され、宙吊りになった男。猛スピードに迫った電車により、男の体は四散する。それが、猟奇犯が警察官をターゲットに仕掛けたゲームのはじまりだった。捜査にあたるジークと相棒のウィリアムを挑発する不気味な渦巻模様と青い箱。やがて、伝説的刑事で、ジークの父であるマーカスまでもが姿を消し、ジークは追い詰められていく。
本作では、主人公ジーク役をクリス・ロックが演じ、父のマーカス役にはサミュエル・L・ジャクソン。監督は『ソウ2』から『ソウ5』までシリーズ3作品でメガホンをとったダーレン・リン・バウズマン。
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映画『スパイラル:ソウ オールリセット』は、9月10日(金)より全国の劇場で公開。
2004年に始まった「ソウ」シリーズ。本作は、過去8作を観ている人も全く観ていない人も存分に楽しめる一作。元々は、猟奇殺人鬼ジグソウによって密室に閉じ込められ、ゲームを強要させられた2人の男性を主軸に話が展開してきたシリーズ。本作は、猟奇犯が警察官をターゲットに仕掛け、残酷な殺人が続けられていく。この残酷さは、「ソウ」シリーズにおいては変わらず。耐性がついていないと、目を覆いたくなる衝動に掻き立てられる。
なお、本作では、ジグソーのターゲットは、あくまで警察内部に集中しており、誰が犯人であるか考えさせていくミステリー要素は十分。明らかに怪しすぎる人物が冒頭に登場するが、そこに固執し過ぎていると、意外なストーリー展開にハッとさせられる。実はシンプルな物語の構成ではあるが、考えられ得る要素を十分に盛り込んでいく。最終的には、え、ここで終わるの!?なオチのつけ方。まだまだ「ソウ」シリーズには油断できないぜぇ~!
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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