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理想の子育てを夢見た新婚夫婦がフィンランドの森深い田舎町へと移り住み遭遇するチャイルドスリラー『ナイトボーン -夜哭-』がいよいよ劇場公開!

2026年8月25日

©2025 Elokuvayh/o Komee4a Oy, Filmai LT, Bluelight, Getaway

 

フィンランドの静かな田舎町を舞台に、夫との間に子供を授かった妻が、我が子に違和感を覚え、不安と狂気で徐々に暴走していく様を描く『ナイトボーン -夜哭-』が8月28日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ナイトボーン -夜哭-』は、フィンランドの静謐な自然を背景に、生まれてきた我が子に違和感を抱く母親の姿を通し、理想の家族という幸福の内側に潜む恐怖を描くチャイルドスリラー。理想の子育てを夢見る新婚夫婦サーガとジョンは、サーガの故郷である自然豊かな田舎町に移り住む。北欧神話の気配が息づく神秘的な森に囲まれた古い屋敷で暮らしはじめた2人は、やがて待望の子どもを授かる。愛する夫と我が子との幸せな未来を信じて疑わないサーガだったが、生まれてきた赤ん坊にどこか違和感を抱く。不可解な怪異に次々と見舞われるなか、サーガの不安は次第に恐怖へと姿を変え、やがて狂気にのみ込まれていく。

 

本作は、『ハッチング—孵化—』で注目を集めたフィンランドのハンナ・ベルイホルム監督の長編第2作。『コンパートメント No.6』のセイディ・ハーラが母親サーガを鬼気迫る演技で体現し、『ハリー・ポッター』シリーズのルパート・グリントがサーガの夫ジョンを演じる。2026年の第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された。

 

©2025 Elokuvayh/o Komee4a Oy, Filmai LT, Bluelight, Getaway

 

映画『ナイトボーン -夜哭-』は、8月28日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や四条畷のイオンシネマ四条畷、京都・烏丸御池のアップリンク京都、兵庫・神戸のシネ・リーブル神戸109シネマズHAT神戸で公開。

ハンナ・ベルイホルム監督の前作『ハッチング—孵化—』では、自分を押し殺して日々を過ごす少女が見つけた謎の卵を孵化させ、家族の真の姿を浮き彫りにさせていった。本作では、自然が豊かな田舎の町で出産した子供が家族を崩壊させていく姿を描いていく。共通するのは、生まれてしまった”何か”がもたらしたものを描いていく、或る種の社会派ホラーであろうか。本作において誕生するのは、あくまで人間の子供であるはずだ。だが、生まれたばかりにしては、異様に毛深い。別の生物からもたらされた遺伝子が含まれてしまったのか、は定かではないだろう。気づけば、決して赤ちゃんとは思えない行動の数々が見せられ、父親にとっても同じ時間を過ごすことが出来なくなってしまった。されど、どのようなことが起きようとも、母親は可能な限り自身の子供が求めているものを察し与えていく。その行動こそが異様な状況を次々にもたらしていく。気づけば、母親は、母親であって母親ではない状態になっているようにすら感じられる。最終的には、あのような形を以て子供に寄り添うことになろうとは、冒頭シーンから想像すらできないだろう。最終的に、どのような子供を出産していたのか、は観る方の捉え方次第だろうか。それにしても、出産を以てもたらされた幸福な時間が、結果的に人間の深層心理を抉り出すことになろうとは、この夫婦は想像すらしなかっただろう。もし、明るい家族計画を模索している夫婦が観ようとしているなら、どうぞしっかりとした覚悟を以てご鑑賞を。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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