言葉は如何様にもパワーを持っているからこそ、如何様にも使えるなぁ…『だぁれかさんとアソぼ?』鎮西寿々歌さんと星乃あんなさんを迎え舞台挨拶開催!
ある学校で禁止されていたある遊びが流行り、学校に招聘された心理カウンセラーが恐怖の連鎖に引きずり込まれる姿を描く『だぁれかさんとアソぼ?』が全国の劇場で公開中。7月30日(木)には、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSに鎮西寿々歌さんと星乃あんなさんを迎え舞台挨拶が開催された。
映画『だぁれかさんとアソぼ?』は、『呪怨』シリーズの清水崇監督が、FRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌さんを主演に迎えた学園ホラー。若者たちの間で密かに噂となっている、絶対にやってはいけない遊び。それは、学校の誰もいない階段の13段目でカセットテープに日付と名前を吹き込むと、その人は死ぬ、というものだった。軽い気持ちで”遊び”を実行した高校生たちの日常は歪みはじめ、カセットテープに名前を入れられた人物が相次いでその日付に謎の死を遂げる事件が発生。事態を重く見た学校は、心理カウンセラーの平瀬小春に生徒たちのメンタルケアを依頼する。小春は事件を目撃した生徒にカウンセリングを行うが、”遊び”を実行した者の中には小春の妹である菜々美もいた。生徒たちが1人また1人と怪異に襲われるなか、小春と菜々美も恐怖の連鎖へと引きずり込まれていく。怪異に巻き込まれる心理カウンセラーの小春役で鎮西寿々歌さんが映画単独初主演にしてホラー作品に初挑戦し、小春の妹である菜々美役で『ゴールド・ボーイ』の星乃あんなさん、菜々美を気にかける同級生の千葉丈太郎役で『水は海に向かって流れる』の大西利空さん、物語の鍵を握る青年役で染谷将太さんが共演した。
今回、上映前に鎮西寿々歌さんと星乃あんなさんが登壇。劇場公開から6日が経過し、鎮西さんはSNSでの「眠れないほど怖い」「お風呂に入れない」という反応を受け喜んでいる。鎮西さんの地元である西宮での凱旋上映に先駆け、甲子園球場で記念撮影を行った2人。鎮西さんは「友達や家族との思い出が詰まった西宮ガーデンズ。FRUITS ZIPPERでは何度か来させていただいたことがありますが、いつか自分の主演映画で帰って来られたらいいなと思っていたので、ほんまに嬉しいです!」と、関西弁を交えながら故郷での舞台挨拶に立った感想を述べた。そして「先ほど甲子園球場に行ってきたので、やっぱりオレンジ色を見るとドキッとしちゃう」とアイドルの一面を見せる場面も。一日かけて鎮西さんと関西を巡った星乃さんは「鎮西さんがコロッケを差し入れしてくださったのですが、まだ食べられていないんです」と打ち明けると、鎮西さんが「油が回っちゃう!はやく食べないと!」と姉妹らしいやり取りを交わしていた。

©FUJIO ONISHI
「ゾクゾクできる」「絶叫上映めちゃくちゃ楽しい」といった感想も届けられている本作。鎮西さんは、FRUITS ZIPPERのメンバーからは「めっちゃおもしろかった」「布団かぶってほぼ見てない」「予告も見れない」といった声が聞いており、心配していたが「でも頑張っておすずが出てるから、と言って観てくれた」と安堵。なお、メンバーの松本 かれんさんからは「今日、お風呂入らなくていいかな」というLINEが届き「いいよ」と返したエピソードも披露していく。星乃さんは、ホラーが苦手で映画館で一度もホラー映画を見たことがない母親が観に行ったことを聞いており「初ホラーが娘の映画ってなんかちょっと嫌だけど、でも嬉しい」と喜んでもらったが、ブルブルと震えていたようだ。また、友達には鎮西さんのファンが多く「おすずたんの映画!」というLINEを受け取り、「ポップコーンもバーンでぶちまけてください」と返していた。その後「怖い」という感想だけでなく「感動した」という感想も受け取っており、喜んでいる。

清水崇監督について、鎮西さんは「ホラーを作る監督なので、怖いのが好きやし、怖い方なのかな」と思っていたが「真逆で、めちゃくちゃお茶目でチャーミングで、その監督が率いる清水組ということで、現場は、すごく明るかったです」とギャップに驚いていた。星乃さんも同じようなイメージが強く「映画の中にホラーシーンがたくさん詰め込まれている。決まった動きとかじゃないとダメなものなのかな」と思っていたが「1つ1つのシーンですごい丁寧。ここのシーンは、菜々美の気持ち的に言いづらい、とか、ここは言いたくない、とか寄り添ってくれるような形で演出をしてくださったシーンが沢山あるので、ホラー映画だけど、人間ドラマが描かれているような作品だな」と現場で印象付けられていた。そんな現場を目の当たりにした鎮西さんは「賑やかだな。ずっと喋っていた。若いキャストさんが多いので、直前までめっちゃ喋って楽しい。でも、いざスタート!となったら皆が切り替えた」と驚くばかり。星乃さんも、切替の早さに驚きつつ「スタッフさんもキャストの皆も本当に明るくて、お喋りですごい楽しかったんです。でも、スタッフさんも本当にお喋りで、ずっとモニターのところで”あ、この表情いいわあ”、”大きい”、”怖いね”とおしゃべりな方が多くて、現場自体がずっと賑やかでしたね」と思い返していく。

そして、ここで、清水崇監督からサプライズメッセージ動画が届けられた。現在、カナダで開催中の第30回ファンタジア国際映画祭に出席し生涯功労賞を受賞した中で「星乃さん、鎮西さん、おふたり共しっかり挨拶できていますか。僕の分も含めて、見に来てくれた皆さんに感謝の気持ちを伝えてもらえればと思います」とメッセージ。そして、星乃さんに向けて「最初に『ゴールド・ボーイ』という映画で、あなたを見てから、星乃さんに出てほしい、いつか一緒に仕事をしたい、と思っていた夢がこんな形で叶いました。 ホラー映画ですが、来てくれてありがとうございます。お客さんと共に喜んでくれたら、と思っております。楽しんでください」と伝えていく。そして、鎮西さんに向けて「西宮が出身ということで、地元の方々、身内の方々、もしかしたら見に来てくれてるかもしれないです。身内の方々にホラー映画の主演という形で見てもらう立場、今どんな風に感じていらっしゃるでしょうか。もしかしたら親戚の方とか友達とか西宮の方、ホラーが苦手だけど、出身の鎮西さんが出るなら、主役なら、ということで見に来てくれてる方もいると思います。 ぜひ、お客さんと一緒に楽しんでください」とお願いした。このメッセージを受け、星乃さんは「少し前に公開された『ゴールド・ボーイ』という映画を観てくださった、とオーディションの時点で言ってくださって、本当に素敵な演技だった、とオーディションの時点ですごく熱く伝えてくださっていたので、私もこういう形でご一緒できることがホントに嬉しかったですし、ありがたかったですね。 ホントに嬉しい気持ちでいっぱいです。私も、ホラーに出演したい、という目標がこのお仕事をしている中であったので、こんなに早く清水監督とホラーのお仕事ができて、すごく嬉しかったです」と感謝の気持ちを伝えていく。鎮西さんは「家族も観て来てくれていて、ホラー単独主演。ホラー作品も初めて、という中で、沢山の映画館で上映していただける、というのも当たり前のことではないな、と思います。それを、幼い頃から見てくれている家族にスクリーンで見てもらえるのがすごく嬉しい、幸せだな」と思いながらも「ビックリしすぎて、ポップコーンをぶちまけないか」と心配ぎみ。とはいえ「どういう気持ちで見てくれるのか、というのは、身内目線でも早く感想聞きたいな」と楽しみにしていた。

最後に、星乃さんは「何回も来てくださっている方とか、今回ホラー苦手だけど初めて来ました、という方とか沢山いると思うんですけど、是非ホラーを堪能してもらって」と期待しながら「この作品は、人間ドラマが繊細に描かれていて、私たちも本当に大切に役を演じてきたので、是非そういうところも共感したりとか感動したり楽しんでいただきたいな、と思っています。 ぜひ楽しんでください。本日はありがとうございました」とメッセージ。鎮西さんは「人生で初めての単独主演は最初で最後ということで、私としては宝物のような時間を地元の西宮で過ごすことができて、本当に嬉しく思います」と心境を明かし「本作はホラーシーンは勿論なんですけど、監督がよく言ってるように、SNSとの向き合い方をテーマとしている作品で、言葉は如何様にもパワーを持っているからこそ如何様にも使えるなぁ、と考えさせられる作品になっています。 なので、皆さん是非SNSで本作がめっちゃおもしろかったよ、という感じで魔法の言葉のパワー使ってもらえると嬉しいな、と思います。本当に本日はありがとうございました」と伝え、舞台挨拶を締め括った。
映画『だぁれかさんとアソぼ?』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開中。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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