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60年前の凄惨な事件に起因する怨念の亡骸による静謐と惨劇のスラッシャー映画『バイオレント・ネイチャー』がいよいよ劇場公開!

2025年9月9日

©2023 ZYGOTE PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED

 

封印されたペンダントを持ち去られたことでよみがえった死者が、若者たちを襲う『バイオレント・ネイチャー』が9月12日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『バイオレント・ネイチャー』は、安息の地をけがされた不死の殺人鬼が若者たちを惨殺していく姿を、殺人鬼の視点から描いたカナダ発のスラッシャーホラー。森の奥深くにある朽ちた火の見やぐらに、60年前の凄惨な事件に起因するジョニーの亡骸が横たわっていた。ある日、その死体とともに封印されていたペンダントが、若者たちに持ち去られてしまう。奪われた遺物を取り返すべくよみがえったジョニーは不死のゴーレムと化し、若者たちを静かに、そして容赦なく殺戮していく。

 

本作は、2014年のオムニバスホラー映画『ABC・オブ・デス2』に参加したクリス・ナッシュ監督が長編初監督・脚本を手がけ、過激なゴア描写で描き出す。殺人鬼ジョニー役に『ブラインデッド』のライ・バレット。『サイコ・ゴアマン』の監督として知られるスティーブン・コスタンスキが特殊造形クリエイターとして参加している。

 

©2023 ZYGOTE PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED

 

映画『バイオレント・ネイチャー』は、9月12日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や四條畷のイオンシネマ四條畷、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

これまで数多のスラッシャーホラー作品を観てきたが、王道パターンを外した本作は異様な魅力を放っている。まず、本作は、殺人鬼の視点から描いている。殺人鬼の一人称視点(FPV:First Person View)で映し出したり、殺人鬼の近くに視点を置いた映像を映し出している。だが、そのような視点で映し出しても、本質的には、殺人鬼が何を考えているか、を理解することができないから、恐ろしい。意図的に誰かを殺そうとしているようにも感じられず、目の前に対峙した人間を無差別に殺しているようにしか思えない。まさに”殺人鬼”そのものである。時折、対峙してしまった人間側の視点で描かれていくが、基本的には殺人鬼側が中心である。この物語でキーとなるのは、殺人鬼と共に封印されていたペンダント。これがポイントになるのだが、これが何を意味するのか明確には描かれていないので、どうやって殺人鬼を倒すことができないのが困ったものだ。なお、本作には、ホラー映画に特有のシーンを盛り上げていく劇伴の音楽が一切ない。森の中にある自然の音しか流れないのだ。もし殺人鬼に遭遇してしまったら、このように追い込まれてしまうのか!?と思わせるようなリアリティを徹底的に描いている。盛り上げていく劇伴の音楽がないことで、却って恐怖を感じさせてしまう手腕に恐れ入るばかり。それが、最後の最後まで貫かれており、人間側の恐怖が消えないことを諭しているようだ。ある種の異質なスラッシャーホラーの世界観を存分に楽しんでほしい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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