Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

今をときめく若手俳優としてスターへの道を走り出した高校生と、彼に片思いする幼なじみの女子高校生が織りなす青春ラブストーリー『隣のステラ』がいよいよ劇場公開!

2025年8月19日

©餡蜜/講談社 ©2025 映画「隣のステラ」製作委員会

 

スカウトされて若手モデル兼俳優として注目を集める存在となった高校生と、彼への募る思いを打ち明けられずにいる幼なじみの女子高校生の恋模様を瑞々しく描く『隣のステラ』が8月22日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『隣のステラ』は、若手俳優としてスターへの道を歩み始めた青年と幼なじみの少女が織りなす、もどかしくも真っ直ぐな恋の行方を描く。隣同士の家に住む千明と昴は仲の良い幼なじみだったが、昴が芸能界にスカウトされたことで状況が一変する。人気モデルになっても今までと変わらず接してくれる昴に対し、千明は一定の距離を保ちながらも、幼い頃から抱いていた恋心を止められずにいた。思いを募らせた彼女はついに昴に胸の内を明かすが、幼なじみとしてしか見ていないと言われてしまう。これまで毎日のように接してきた千明と昴は、この日からすれ違うようになる。昴の活躍を見て一念発起しアルバイトを始めた千明は、先輩アルバイトの高橋との距離が縮まっていくなかで、傷ついた心が少しずつ癒えていく。一方、昴は活躍の場をモデルからドラマの世界へと移し、スターの道を突き進んでいくが…

 

本作は、講談社「別冊フレンド」連載の餡蜜さんによる人気コミックを実写映画化。福本莉子さんと八木勇征さんが主演を務め、共演には倉悠貴さん、横田真悠さん、西垣匠さん、田鍋梨々花さんら注目の若手俳優陣が集結。『明け方の若者たち』の松本花奈監督がメガホンをとった。

 

©餡蜜/講談社 ©2025 映画「隣のステラ」製作委員会

 

映画『隣のステラ』は、8月22日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマ難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

『矢野くんの普通の日々』に続いて、頼りなさそうだけど、魅せるところでは惹き付ける力を備えた高校生を演じている八木勇征さん。本作においては、隣人である幼なじみの前ではゆるキャラでありながらも、カメラの前に立つとビシッとキメるのだがら、周囲にチヤホヤされる役柄であるのは納得である。そんな彼に対して対峙する幼なじみを演じるのは福本莉子さん。繊細な性格を持ちながらも、確固たる思いを携えている女性を演じるのはお手の物だろうか。そんな2人を見守る周囲のキャラクターも魅力的だ。映画デビュー作『夏、至るころ』で主演を担って以降、様々なキャラクターを演じてきた倉悠貴さんは、肝心な時に信頼できる人物を演じていることも興味深い。監督を務めた松本花奈さんの作品は、『脱脱脱脱17』の頃から観続けているが、インディペンデント映画ならではの奇想天外なストーリーテリングから繊細な感情の変化を描いていくことについて、作品を手掛けていく毎に洗練されていっており、本作においても真骨頂とも云える。キャストやスタッフ各々の才能を絶妙なバランスで引き出しながら、隣で応援したくなる青春ラブストーリーに仕上げており、最後まで存分に楽しめる一作だ。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts