標高2500mのの領域に下りたら即死!なサバイバルホラー『エレベーション 絶滅ライン』がいよいよ劇場公開!

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謎のモンスターの出現で人類の95%が死滅した3年後を舞台に、肺病を患う息子の薬を求め、父親が安全地帯からモンスターのいる麓へ下山する『エレベーション 絶滅ライン』が7月25日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『エレベーション 絶滅ライン』は、謎のモンスターの出現により人類が標高2500メートルを超える山の上へと追いやられた世界を舞台に描くサバイバルスリラー。”リーパー”と呼ばれる謎のモンスターが突如地下から多数出現し、人類の95%を死滅させてから3年。生き残った人々は、リーパーが侵入してこない標高2500メートル以上の山岳地帯にある孤立したコミュニティで暮らしていた。妻をリーパーに殺された男ウィルは、ロッキー山脈の避難所で幼い息子ハンターとともに生活していた。しかし、肺の病を抱える息子の薬が不足したことから、ウィルは薬を求め、リーパーを倒す方法を研究している元科学者ニーナらとともに、高度2500メートルのラインを越えて山の麓の病院を目指すことを決意する。
本作では、『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』のアンソニー・マッキーが主演。監督は『ボーン・アルティメイタム』の脚本や『アジャストメント』で知られるジョージ・ノルフィ。主人公ウィル役をアンソニー・マッキーが務め、『デッドプール』のモリーナ・バッカリン、『マリグナント 狂暴な悪夢』のマディー・ハッソンが共演。製作は『クワイエット・プレイス』『パージ』のプロデューサーであるブラッド・フラーが務めた。
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映画『エレベーション 絶滅ライン』は、7月25日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田、京都・烏丸御池のアップリンク京都や桂川のイオンシネマ京都桂川で公開。また、神戸・新開地のCinema KOBEでも順次公開。

”リーパー”と呼ばれる謎のモンスターが突如地下から多数出現する…と聞くと『パシフィック・リム』かと思わせる世界観がある。だが、人類の95%を死滅させ、生き残った人々は、リーパーが侵入してこない標高2500メートル以上の山岳地帯にある孤立したコミュニティで暮らしている、と聞くと『クワイエット・プレイス』シリーズにあるような緊張感を感じさせてくれることも重要であろうか。とはいえ、なぜ2500メートルであるか、といった理由は明確には描かれないが、本作を最後まで観終えると、気づかせてくれようとしている物語とも解釈できる。標高2500メートルといえば、高山として分類されることが一般的であり、気圧や酸素濃度が平地とは異なり、低圧低酸素状態となる。日本ならば、中部地方や山梨にある山々が2500メートル以上であり、そういった地域で長年暮らすことは大変であり、鬱屈とした気持ちになっていくだろう。ちなわち、生活していく上でも必要なものは、2500メートルより下のエリアにあり、いつリーパーによって命を落としかねない状況下に侵入していかざるを得ない。そんな決死の状況下において、目的をもって山の麓にある病院を目指していくのが本作のストーリーテリングである。リーパーを打ちのめすことが出来るようになるのか、されど、危険な状況がいつまでも続いていくことになるのか、緊張感と共に最後まで物語を見届けてはいかがでしょうか。

- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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