最新型アシスト・ロボットが動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく姿を描く『野生の島のロズ』がいよいよ劇場公開!
©2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
無人島で目覚めた最新型アシスト・ロボットが、動物たちと共生し、雁の雛を育てていく姿を描く『野生の島のロズ』が2月7日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『野生の島のロズ』は、野生の島で起動した最新型ロボットが愛情の芽生えをきっかけに運命の冒険へと導かれていく姿を描いた長編アニメ映画。大自然に覆われた無人島に流れ着き、偶然にも起動ボタンを押されて目を覚ました最新型アシストロボットのロズ。都市生活に合わせてプログラミングされた彼女は野生の島では全く機能せず、動物たちの行動や言葉を学習しながら未知の世界に順応していく。そんなある日、雁の卵を見つけて孵化させたロズは、ひな鳥から「ママ」と呼ばれたことで、思いもよらなかった変化の兆しが現れる。ひな鳥に「キラリ」と名付けたロズは、動物たちにサポートしてもらいながら子育てに奮闘するが…
本作は、アメリカの作家ピーター・ブラウンによる児童文学「野生のロボット」シリーズを原作に、ドリームワークス・アニメーションが手掛けている。監督は『リロ&スティッチ』『ヒックとドラゴン』のクリス・サンダース。『ブラックパンサー』シリーズのルピタ・ニョンゴが主人公のロボット・ロズの声優を務め、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・スーが声の出演。日本語吹き替え版はロズ役を綾瀬はるかさんが担当し、柄本佑さん、鈴木福さん、いとうまい子さんらも吹き替え声優として参加した。第97回アカデミー賞では長編アニメーション賞のほか、作曲賞、音響賞の3部門にノミネートされている。
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映画『野生の島のロズ』は、2月7日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマやT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんばやなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。
ひょんなことから、最新型ロボットが無人島で暮らす動物達と邂逅する。お互いにとっても初めて見ることばかり。まるで、鳥が生まれた時、最初に観るものを親だと思い込んでしまうように、観る者すべてを大切に真摯な姿で立ち向かっていく。勿論、最初は混乱続きでしかないけれども、お互いにとって芽生えるはずがなかった根源的な愛情といった感情まで育んでいく展開には開眼させられる。まさに、野生の島で成長していくロボットになっていくのだ。
そんなロボット、ロズの声優を日本語吹き替え版で担ったのは綾瀬はるかさん。人間じみた声の演技をしてしまうと、アンバランスなキャスティングになりかねない中で、彼女をキャスティングしたのは実に絶妙な按排だ。ロボットならではの無機質な声で表現すると共に、ロズが動物たちとの交流を重ねていく中で、少しずつ変化していく様子を繊細な声で表現していた。そこに相棒として存在するキツネのチャッカリの声を担ったのは柄本佑さん。ずる賢く臆病な性格でありながらロズを信頼していく姿を表現するのが見事にマッチしていた。今回の日本公開では、日本語吹き替え版による上映が多いが、このキャスティングは万全の布陣だ。ロボットと動物の組み合わせという革新的でありながら普遍的な物語を展開していく本作を存分に体感しよう。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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