7年間のブランクがあっても、マウイから離れている感覚はなかった…『モアナと伝説の海2』尾上松也さんを迎えスペシャルトークイベント開催！

2024年12月4日

前作から３年後、成長したモアナが嵐に隠された島の言い伝えを知り、呪いを解くために再び旅に出る『モアナと伝説の海2』が１２月６日（金）より全国の劇場で公開される。１２月４日（水）には、吹替版でマウイ役の声優を担った尾上松也さんをJR大阪駅・大阪ステーションシティ５Ｆ「時空(とき)の広場」に迎え、スペシャルトークイベントが開催された。

映画『モアナと伝説の海2』は、海に選ばれた少女モアナが繰り広げる冒険を描いたディズニー・アニメーション・スタジオによる２０１６年製作の長編ミュージカルアニメ『モアナと伝説の海』の続編。モアナが壮大な冒険の末に故郷の島を救ってから３年。妹シメアが生まれて少し大人になったモアナは、愛する家族や島の仲間たちに囲まれながら、以前は禁じられていた海へと航海に繰り出す日々を送っていた。そんなある日、「かつて人々は海でつながっていたが、人間を憎む神によって引き裂かれてしまった。海の果てにある島にたどり着けば呪いが解け、世界は再びひとつになる」という伝説を知ったモアナは、人々の絆を取り戻すため立ちあがることを決意。風と海を司る半神半人のマウイや島の新たな仲間たちとともに、危険に満ちた冒険の旅に出る。監督は、前作にストーリーアーティストとして参加したデイブ・デリック・Jr.。英語オリジナル版では前作と同じくアウリー・クラバーリョがモアナ、ドウェイン・ジョンソンがマウイの声を演じ、日本語吹き替え版でも屋比久知奈さんがモアナ役、尾上松也さんがマウイ役を続投している。

前作に引き続き、マウイの声優を担った尾上さんは「マウイは半分神様、見た目も変わっていないです。モアナは見た目も成長している」と説明しながらも「１作目を経て、精神面の変化が大きい。モアナとの絆を更に深めている。そのあたりを上手く表現できるように今回は気をつけましたね」と振り返る。声で演じるにあたって「前作の思い出があります。また、今回のマウイは、徹底してモアナをサポートして勇気づける、という立ち位置でした。深い友情と愛情を感じましたので、そこに乗っかれば」と意識していた。

第１作が公開されたのは、２０１７年。当時から「２作目あってほしいな」と願い、今作の製作を信じて待っていた尾上さんは「やっときたかな」と喜んだ。また、当時は、様々なところで自身の映像を観たこともあり「世界的にも第１作目が公開終了してから、さらに配信も多くの方に観て頂いた。７年間のブランクがありましたが、マウイから離れている感覚は無かった。つい最近公開したかのように未だにずっと”前作のマウイの曲を聞いています”という言って頂くことも頻繁にある」と明かし「離れていた感覚はあまりないですね」と話す。

大阪での舞台挨拶に登壇する機会はあまりないように感じているが、公演では頻繁に来阪している尾上さん。つい最近では、森ノ宮ピロティホールでの公演があり「劇場での思い出が多い」と挙げる。大阪のお客さんについて「関西の皆さんは明るいですし、元気がある。ステージに立っていても、負けないように”頑張ろう”という気持ちにさせてもらえる」といった印象が大きい。

１２月を迎えた現在、例年の尾上さんは舞台公演の予定があり「いつの間にか、気づいたら年末になっているのが恒例」と多忙さが伝わってくる。とはいえ、クリスマスシーズンは好きであり「家には大きなツリーがあり、自分で装飾して立てています」と明かす。だが、今年は、公演につきっきりであることから、まだツリーを出せておらず「ツリーができるかな。２４日までになんとか出来たらいいなぁ」と願っている。来年になれば、現在出演中の公演が２月からあり「年末ぐらいは忘れましょうかねぇ」と一息つきたいようだ。

会場の近くにあるカフェ「バール・デルソーレ」では本作の主題歌が流れると共にコラボレーションメニューがあり、尾上さんは、オーシャンゼリーのバタフライピーティーを飲んでみることに。添えられたレモンシロップを入れて混ぜてみると、ドリンクの色が変化し、驚きの声と共に「美味しい。爽やかでフルーティー。オーシャン感がある」と感想を伝える。