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特性あるプロのパフォーマー集団の座員と関係者が織りなす社会派コメディサスペンス『まつりのあとのあとのまつり「まぜこぜ一座殺人事件」』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2024年10月21日

©2024 一般社団法人 Get in touch

 

公演を終えた個性的なパフォーマーによる劇団が打ち上げを行う中、発見された座長の遺体を前に、団員が犯人を探す『まつりのあとのあとのまつり「まぜこぜ一座殺人事件」』が10月25日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『まつりのあとのあとのまつり「まぜこぜ一座殺人事件」』…

さまざまなジャンルの特性を持つプロパフォーマーが集う「まぜこぜ一座」。舞台「歌雪姫と七人のこびとーず」終演後に関係者も交えて打ち上げに興じていると、座長・東ちづるの楽屋から悲鳴が聞こえてくる。駆けつけた座員たちは、首を絞められて絶命した東の姿を発見。しかも楽屋フロアのエレベーターは使えず、携帯電話の電波も遮断されていた。ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダは、居合わせた者たちの中に犯人がいると確信し、義足のダンサー・森田かずよを助手に犯人探しを開始。やがてそれぞれが抱えていた不満が浮かび上がり、事件は思いがけない方向へ展開していく。

 

本作は、俳優の東ちづるさんが企画・構成・プロデュースを手がけ、2017年に立ちあげたエンターテインメント集団「まぜこぜ一座」を舞台に描いた社会派コメディサスペンス。座長役の東さんをはじめ、ほとんどのキャストが本人役で出演。ドラァグクイーンのエスムラルダさんが脚本を担当し、CMやMVなどを手がけてきた齊藤雄基さんが長編初メガホンをとった。

 

©2024 一般社団法人 Get in touch

 

映画『まつりのあとのあとのまつり「まぜこぜ一座殺人事件」』は、関西では、10月25日(金)より京都・烏丸御池のアップリンク京都、11月1日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田で公開。

東ちづるさんが座長となり、さまざまなマイノリティ・アーティストが集結し、一夜限りの公演をおこなう「まぜこぜ一座」がある。本作では、何故だか殺された東ちづるさんとの関係性を通じて、世の中におけるマイノリティ・アーティストの在り方について問いかけるサスペンス・コメディとしてストーリーが展開していく。様々な日本映画を日本映画を観ていたら、出演者の中に御存じのアーティストがいるのかもしれない。例えば、コメディアンやマジシャンのマメ山田さんは2001年の『青い春』に出演して以降、コンスタントに映像作品に出演しており、様々なキャラクターを演じており、魅力的である。世の中にはもっと多くのマイノリティ・アーティストが存在し、活躍しているのだ。そして、多様性が大切にされるようになった現在、改めて世の中に問いかけているのが本作だ。だからといって、シリアスな作品にはなっていない。各々が世の中に対して思っていることを訴えながらも、本来は周囲と同じように分け隔てなく活動できることを願っているように受けとめた。故に、「まぜこぜ一座」の解散を求め、世の中はそもそも”まぜこぜ”な社会であり、見えない壁がなくなることを東さんは願っている。独特のメタなテイストがあるさくひんだけれども、このような映画があってもいいじゃないか、と実感できた一作であった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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