Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

自分らしさを肯定してくれるような作品!『インサイド・ヘッド2』大竹しのぶさんと多部未華子さん迎え大阪プレミア試写会開催!

2024年7月22日

思春期を迎えたライリーの頭の中で、彼女の幸せな暮らしのために奮闘する5つの感情と新たな感情が現れ、騒動を巻き起こす『インサイド・ヘッド2』が8月1日(木)より全国の劇場で公開される。7月22日(月)には、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田で大阪プレミア試写会が開催された。

 

映画『インサイド・ヘッド2』は、人間が抱く感情たちの世界を舞台に描き、2016年の第88回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞したディズニー&ピクサーのアニメーション映画『インサイド・ヘッド』の続編。少女ライリーを子どもの頃から見守ってきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情たちは、転校先の学校に慣れ新しい友人もできたライリーが幸せに暮らせるよう奮闘する日々を過ごしていた。そんなある日、高校入学を控え人生の転機に直面したライリーの頭の中で、謎の警報が鳴り響く。戸惑うヨロコビたちの前に現れたのは、最悪の未来を想像してしまう「シンパイ」、誰かを羨んでばかりいる「イイナー」、常に退屈&無気力な「ダリィ」、いつもモジモジして恥ずかしがっている「ハズカシ」という、大人になるための新しい感情たちだった。前作に続いてメグ・レフォーブが脚本を手がけ、『モンスターズ・ユニバーシティ』のストーリースーパーバイザーを務めたケルシー・マンが監督を担当している。

 

今回のイベントでは、内気で泣き虫だけど実は誰よりもやさしいカナシミを演じる大竹しのぶさん、少し大人になったライリーの頭の中に新たに登場する<大人の感情>シンパイを演じる多部未華子さんの二人が登壇。大阪の観客に、いよいよ公開まで1週間余りと迫る本作の魅力をたっぷりと語り尽くした。

 

会場に駆け付けた大阪のファンの前に、色鮮やかなブルーのワンピースに身を包んだ大竹しのぶさん、そして淡いオレンジ系カラーのワンピースを身にまとった多部未華子さんがそれぞれ演じるキャラクターカラーを取り入れた衣装で登場。朝から東海道新幹線が運休しており、急遽空路で東京からの移動しイベント直前に大阪に到着したばかりの多部さんは「今、大阪にいることが信じられないくらいどうなることかと思いましたが、今ここに立つことができ、ご挨拶することができてとても嬉しいです。よろしくお願いします」と挨拶。大竹さんは「私は淡路島にちょうど来ていたので大阪にいたのですが、メイクをしてくださる方が東京からの移動だったので飛行機で来ていただいて、さっきバってメイクしていただきました。なんとか舞台挨拶と映画を上映できることになり良かったです!」とコメントし、イベントがスタート。

 

大阪プレミア試写会を迎えた感想について、大竹さんは「この間、監督さんやプロデューサーの方にお会いして、4年以上の歳月をかけてこの作品を作ったというお話を聞き、愛情を込めてワンカットワンカットを作ったんだなということが改めてわかり、ぜひたくさんの人に見ていただきたいなと強く強く思いました」と作品への想いを回答。多部さんは「前作は映画館で観てとても印象的に残った、感動した作品の1つだったので、今回シンパイというニューキャラクターで参加させていただけて本当に嬉しいな、と。1ファンとして参加できることになりとても嬉しいです。ですが、今回は(物語を)引っかき回すキャラクターなので、ちゃんと上手くできたかな、とずっと“シンパイ”なままの気持ちでずっと過ごしています」とキャラクターの感情とクロスする気持ちであることを打ち明け、続けてMCからご自身が声で参加したことについて聞かれると「とても嬉しかったです!ピクサー作品は多分皆さんも本当に好きな作品が多いと思いますし、『インサイド・ヘッド』も映画館に観に行って、とても大好きな作品で本当に嬉しいです」と喜びをかみしめながら語った。

 

本作では、ライリーの頭の中の“感情たち”が登場するが、大阪に訪れた際の“感情のキャラクター“にちなんだエピソードを聞かれた多部さんは「今日も大阪のお客さんの前なので、”面白いことを言え“って思われてるんじゃないかと、”もっとオチを交えてトークして“とかみなさん思ってるんじゃないかと…あくまでイメージですけど!ちょっとシンパイ…」と大阪人の笑いに対する厳しい反応についての想像を明かし、会場からは笑いともに”そんなことないよ“という温かい拍手が起こった。大竹さんは「子どもがまだ幼い頃に初めて大阪の舞台に立った時、大阪のお客様が東京のお客様と全然違い、笑う時はわーっと笑って、その熱さにすごく感動したのを覚えています。こんなに待っていてくださるんだな、と。あと、笑う時はこんなにはハッキリ笑ってくれるんだと大阪のお客様の温かさに感動しました」と人情あふれる大阪のお客様についてのエピソードを披露し、会場は大盛り上がり。

 

大人が深く共感でき、“泣ける”作品として全世界を“共感の嵐”で席巻している本作。改めてその魅力について大竹さんは「前作ももちろん好きだったんですが、今回は新しい感情が出てきたことで複雑になっていて、より感動します!子どもの時の単純な感情から複雑になって、“ヨロコビが大人になるにつれて出番が少なくなるんだ”というとても印象的なセリフがあるんですけれども、その感情たちが協力した時に出てくる感動というのはすごいなと思いました」、多部さんは「ライリーが思春期になり、多分皆さん誰もが通ったことあるような、今も経験してる最中かもしれない、いろんな複雑な感情が現れ、いろんな感情が冒険するんです。その中で誰もが共感できて、どの感情も自分に必要で、自分らしさを肯定してくれる、認めさせてくれるような作品になってるなと思います。私もすごく感動しましたし、本当にいっぱい共感していただけるシーンが出てくるんじゃないかなと思っています」と“感情の大冒険”ともいえる本作の見どころを語った。

 

 

本作でライリーの頭の中に新たに現れる<大人の感情>たちのリーダー的存在で、常に最悪の将来を想像して、あたふたと必要以上に準備してしまうシンパイを演じた多部さん。そのシンパイの魅力について「シンパイというキャラは、その名の通りたくさん心配するキャラクターで、先回りして未来のことをどうにか解決しようという、若干暴走してしまうキャラクターなんですけど、心配っていう感情もとても必要な感情で、とっても愛らしくチャーミングに感じていただけるんじゃないかなと思います」と説明。さらに、自分の中のシンパイは多いか?と聞かれると「どうなんでしょう?あまり多くはない気はしますけど。どう思いますか?って、知らないんですよね(笑)」とMCに逆に質問し、その天然ぶりに会場が笑いに染まる場面も。前作から続投で9年振りにカナシミを演じた大竹さんは「なんだかこのまるっこい感じと独特な喋り方がもう本当に愛らしくて、ライリーが幸せになるために精一杯悲しんでるんですけども、この体つきがたまらなく好きです。あとハズカシも。だからこのキャラクターたちのぬいぐるみが抱き心地が良くて大好きです」とカナシミの愛らしさを語ってくれた。

 

ステージには大阪名物たこ焼きの絵の裏に9つの“感情”のキャラクターが描かれてた札が用意され、引いた札の“感情”にまつわる最近あったエピソードを聞くミニゲームがスタート!ダリィの札を引いた大竹さんは「いつもダリィですね。お仕事の日はわりと頑張っていて“ヨロコビ”な感じなんですけど、お仕事がない日はずっとソファーに寝っ転がって、“ダリィ”の中で家事などやらなくちゃいけないことをなんとかやってるという感じです」とオフの時の“ダリィ”エピソードを披露し、一番リラックスできる場所は作中のダリィと同じソファの端で寝っ転がってる時だと明かした。ハズカシの札を引いた多部さんは「家の鍵を持って出るのを忘れてしまったことです。よくあるんです。」と鍵を開けてもらえるようお願いするときに“ハズカシ”くなるうっかりエピソードを披露。MCが「気を付けましょうね」と返すと会場は笑いに包まれた。

 

さらに、 “作品には登場しない私だけが持っている感情キャラクター”をフリップで発表。“ソワソワ”と書いた多部さんはその理由について「今日朝6時に起きて、ここに来るまで大阪のことを考えていて、家でもソワソワ。空港に向かうまでソワソワ。本当にたどり着くことができるのかソワソワ。今ここに立って、今度は今から映画を観ていただくお客様みんなに楽しんでもらえるかという心配でソワソワなんです…」と1日中ソワソワしていると回答。「ワクワク」と記入した大竹さんは「結構なんでも楽しみたい方なので、新しい台本が来る時とかどんな風にできるんだろうと思ってなんでもワクワクする方ですね。初めて作る夕飯のおかずについて、それを息子がどう言うかとか。ほとんどノーリアクションなんですけどね(笑)」と話した。大竹さんは本日ヘアメイクさんの到着が遅れたことで「ソワソワ」したかと聞かれると「全くしなかった!なるようになるという考えなので、あまりソワソワとか心配はないですね」と多部さんとは真逆の反応をすると会場も笑いの渦に。

 

最後に、本作の公開を楽しみにしている大阪のファンに向けて、多部さんは「前作から『インサイド・ヘッド』が大好きな方はたくさんいらっしゃると思うんですけど、今回もきっと大ファンの方にも、初めて観る方にもきっと心に留まる、感動する物語が待ってるんじゃないかと思います。今日のみならず、何回も映画館に足を運びたいなと思っていただける作品になっていますので、ぜひまずは今日1回目を楽しんでみてください。ありがとうございました」と。大竹さんは「今日はお忙しい中、そして暑い中、本当にこの映画を選んでくださってありがとうございます。多分観終わった後に、世界は“ヨロコビ”にあふれていなくちゃいけないんだと思える映画なので、是非楽しんでいただけたらとっても嬉しいです。良い夏休みになる、1つのアイテムになると思うので、よろしくお願いします」と作品を強くアピールし、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

 

映画『インサイド・ヘッド2』は、8 月1日(木)全国劇場公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts