韓国の気鋭監督5人が集結し、死よりも恐ろしい物語を描く『怪談晩餐』がいよいよ劇場公開!
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私利私欲に目が眩んだ人々に降りかかる、日常に潜んだ恐怖を6つの物語で描く『怪談晩餐』が7月19日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『怪談晩餐』は、日常に潜む6つの恐怖を描いたオムニバス映画。アイドルになる夢をかなえるべく挑んだ危険な「踊ってみた」チャレンジの恐るべき代償を描いた「ディンドンチャレンジ」、ドッペルゲンガーが受験生に教えてくれた成績アップの秘訣を描く「四足獣」、ギャンブルで大儲けした人物が謎の運転手に案内されてたどり着いたモーテルの秘密を描く「ジャックポット」、絶対に破ってはいけないルールが存在する高級マンション併設のスポーツジムを舞台に描く「入居者専用ジム」、名誉の負傷をした消防士が臨床試験で課されたリハビリの残酷な真実を描く「リハビリ」、大食い系ライブ配信者がライバルを蹴落とすために仕掛けた罠の顛末を描いた「モッパン」の6本で構成。
本作では、韓国で活躍する5人の気鋭監督が、カカオページの人気ウェブトゥーン「Tastes of Horror」で連載されたホラー漫画を原作に映画化。『ブラインド』のアン・サンフン、『ホテルレイク』のユン・ウンギョン、『殺人漫画』のキム・ヨンギュン、『時間回廊の殺人』のイム・デウン、『シャーク 覚醒』のチェ・ヨジュンが監督を務めた。
映画『怪談晩餐』は、7月19日(金)より全国の劇場で公開。関西では、7月19日(金)より大阪・心斎橋のシネマート心斎橋や京都・烏丸御池のアップリンク京都や奈良・橿原のユナイテッド・シネマ橿原、8月2日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
日本では、カカオジャパンがリリースしている漫画・小説アプリ「ピッコマ」でも読むことが出来る、人気ウェブトゥーン「Tastes of Horror」。動画アプリ、受験戦争、ギャンブル、スポーツジム、リハビリテーション、ライブ配信といった現代的な題材を扱いながらも、人間の欲望が一番怖いことであると描いていくオムニバス作品。あくまでホラー映画であることをベースにして描いており、おどろおどろしく怖い要素は含まれているが、最終的には人間こそが一番に恐ろしい存在であることに違いない、といったことが共通しているのは興味深い。それだけが共通しているにも関わらず、どれも似通っておらず、各作品に独特の魅力があるのは好印象だ。5人の監督によって6つの作品が制作されており、観飽きることないように順番も考慮していっただろうか、監督同士でどのような打ち合わせがされていたのか気になってしまう。フィルモグラフィの実績は様々であるが確固たる魅力ある作品を手掛けてきた監督が集結し出来上がったホラーオムニバス、この夏にゾクっとひんやりする体験をしてみてはいかがだろうか。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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