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ユーモラスにピアノのレッスンを表現し、いずれ来る夢を手放す瞬間の喪失感を描く『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』がいよいよ劇場公開!

2024年3月19日

©BroadwayHD/松竹 ©Rick O’Brien ©2 Pianos 4 Hands

 

クラシックの名曲と共に、ピアニストになる夢を追うふたりの男性のピアノ漬けの日々を描く『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』が3月22日(金)より全国順次限定公開される。

 

映画『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』…

偉大なピアニストを夢見る少年テッドとリチャードは、強引な親と風変わりな教師のもとでピアノ漬けの日々を送るなかでピアノオタクになっていく。しかし2人は成長するにつれて「とても上手」と「偉大」との差を痛感し、スターにはなれないのではないかと考えるように。ピアノのレッスンに付きもののユーモラスなエピソードの数々や、夢を手放す瞬間の喪失感を描き出す。

 

本作は、ブロードウェイの舞台を中心に数々の傑作を映画館で上映する「松竹ブロードウェイシネマ」シリーズの1作。ニューヨークのオフ・ブロードウェイで6ヶ月におよぶロングランを記録し、世界200都市で200万人の観客を動員したカナダ発の大ヒット舞台を収録しスクリーン上映。カナダ演劇界のレジェンドと言われる俳優テッド・ダイクストラとリチャード・グリーンブラッドが主人公2人の少年時代から成長した姿、さらにその父親と母親、音楽教師などを演じ分け、バッハ、モーツァルト、ベートーベンからジャズやビリー・ジョエルまでさまざまな音楽を2台のピアノで演奏する。

 

©BroadwayHD/松竹 ©Rick O’Brien ©2 Pianos 4 Hands

 

映画『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』は、3月22日(金)より全国順次限定公開。関西では、大阪・難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際で公開。

オフ・ブロードウェイで6ヶ月におよぶロングランを記録した大ヒット舞台の最終公演を収録した本作。ステージ上には、屋根の部分が外されたグランドピアノが2台のみ。“ピアノオタク”のテッドとリチャードによる様々なパフォーマンスをコミカルに繰り広げていく。この2人の関係性がおもしろく、次はどんなことをしでかしていくのか、楽しみになってしまう。どちらかがスキルが上で、一方は足を引っ張っているように見えたり、気づけば、攻守交代したかのごとく上下関係が入れ替わっていたり。具体的な説明がされずとも、2人が醸し出していく空気感によって、状況設定を読み取っていくことが出来る。そこで奏でられていくのは、バッハ、モーツァルト、ベートーベンらクラシック音楽の大名曲から、ビリー・ジョエルの「ピアノ・マン」まであり、敷居は高くなく大衆的な作品としても存分に楽しむことが出来る作品だ。まさにピアノ・マンが感じる喜怒哀楽を詰め込んでおり、哀愁ある作品としてじっくりと楽しんでみよう。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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