渡り鳥なのに一度も移動をしたことがないカモの一家が、異国の地ジャマイカを目指す旅路を描く『FLY!/フライ!』がいよいよ劇場公開!
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一度も移動したことがない渡り鳥のカモ一家の、初めての大移動を描く『FLY!/フライ!』が3月15日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『FLY!/フライ!』は、渡り鳥なのに小さな池から一度も出たことがないカモの一家が、初めての大移動に乗り出す姿を描いたファミリーアドベンチャー。アメリカ北東部、ニューイングランドの小さな池に暮らすカモの家族。父親のマックは、興味本位で池を飛び出したカモの悲惨な末路を子どもたちに語って聞かせるのが日課で、池にいれば一生幸せに暮らすことができると信じていた。ところがある日、彼らの暮らす池に移動途中の渡り鳥が立ち寄り、その自由な姿に妻や子どもたちは大興奮。自分たちも外の世界を見てみたいと言い始めたことから、一家はカリブ海の楽園ジャマイカを目指し、3000キロの大移動に乗り出すことになるが…
本作は、『ミニオンズ』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のイルミネーション・スタジオによるオリジナルの長編アニメーション。オリジナルキャストはマック役に『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』『エターナルズ』のクメイル・ナンジアニ、妻のパム役に『ピッチ・パーフェクト』シリーズのエリザベス・バンクス。日本語吹き替え版はマック役を堺雅人さん、パム役を麻生久美子さん、好奇心旺盛な息子ダックス役を『怪物』の黒川想矢さん、おてんばな娘グウェン役をミュージカル『SPY×FAMILY』アーニャ役の池村碧彩さんがそれぞれ担当。そのほか羽佐間道夫さん、野沢雅子さん、関智一さん、鈴村健一さんら豪華声優陣も吹き替えに参加している。
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映画『FLY!/フライ!』は、3月1日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマやT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋、難波のTOHOシネマズなんばやなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。
東宝東和より『FLY!/フライ!』の試写会に招待されました。
渡り鳥なのに一度も移動したことがない、なんてあるのかな。家族思いの鳥ならば、ひょっとしたらあるのかもしれないけれど。あくまで、これは一歩踏み出せない人へ向けたメタファー。引きこもりがちな人へ向けた応援歌的作品であるだろうか。現在に視点を向ければ、コロナ禍で閉じ込められていた人達の背中を後押しする意味も込められているかもしれない。家の中で家族と仲良く過ごすことが出来ていたのなら、それはそれで宜しいけれど、外に出ることで、様々な新たな扉を開く可能性はいくらだってある。勿論、いつだって危険は伴ってくるけれど、恐れてしまっても、いつまでも怖がっているだけではどうにもならない。家族間においても信頼や絆を育み、経験を積み知識を得ることで成長することに繋がっていく。その先には、きっと良いことが待っている、と思わせてくれる。多幸感と共に前向きになって勇気をもたらしてくれる良作だ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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