13個の爆弾を仕掛けたテロ組織との命がけの駆け引きに巻き込まれる『ジャカルタ13爆弾』が第19回大阪アジアン映画祭の特別注視部門で日本初上映!
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テロ組織がジャカルタ中に仕掛けた13個の爆弾をめぐる駆け引きを描く『ジャカルタ13爆弾』が第19回大阪アジアン映画祭の特別注視部門で日本初上映された。
映画『ジャカルタ13爆弾』…
テロ組織がジャカルタで13個の爆弾を仕掛けたと宣戦布告。捜査当局は暗号通貨のパイオニアが組織と関係すると考え彼らを拘束するが…
2023年末インドネシア公開のアクション大作!
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映画『ジャカルタ13爆弾』は、3月6日(水)12:40よりABCホールでも上映。また、シンポジウムが3月3日(日)14:00より大阪中之島美術館1Fホールで開催。
多様な描き方がされてきたインドネシアのアクション映画。本作では、コロナ禍以降のインドネシア経済で起こっていたことを契機にして描かれていく。冒頭では、特殊効果を最大限に活用した爆破シーンを見せながらも、爆破のトリガーを抑えるためにはビットコインが必要であることは2020年代の作品ならではのトリックだ。ならば、ビットコインが流通する暗号資産取引所が巻き込まれていくことがポイントになっていく。ガンアクションをしっかりと見せながら、ITエンジニアも活躍していくのは好感だ。13個の爆弾の中には、経済を爆発させるタイプのものまで仕込まれており、世界各国のテロリストが登場する作品をリサーチした上で作り込んだのだろうか。爆弾の効果を最大限に発揮させないようにするため防御策には可能な限りのリアリティを追求したことが伺える(でも、その手法が成功するものか!?)。インドネシアでは、リアリティを求め社会派要素を盛り込んだアクション映画がヒットするようになった。今後も周辺他国が追随して多様なアクション映画を制作していくのか楽しみにしていきたい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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