破天荒な鬼コーチが激弱サッカーチームを導く『ネクスト・ゴール・ウィンズ』がいよいよ劇場公開！

2024年2月20日

２００１年ワールドカップ予選での大敗から立て直しを目指したサッカーの米領サモア代表チームの実話を映画化した『ネクスト・ゴール・ウィンズ』が２月２３日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』は、世界最弱のサッカーチームがワールドカップ予選で起こした奇跡のような実話をもとに映画化。アメリカ領サモアのサッカー代表チームは、２００１年にワールドカップ予選史上最悪となる０対３１の大敗を喫して以来、１ゴールも決められずにいた。次の予選が迫る中、型破りな性格のためアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが監督に就任し、チームの立て直しを図るが…

本作は、２０１４年に『ネクスト・ゴール！世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』としてドキュメンタリー映画化もされたエピソードを、『ジョジョ・ラビット』『マイティ・ソー』シリーズのタイカ・ワイティティ監督独自の世界観とユーモアを交えて描き出す。主人公トーマス・ロンゲンを『それでも夜は明ける』のマイケル・ファスベンダー、米領サモアのサッカー協会会長タヴィタをオスカー・ナイトリー、ロンゲンの元妻ゲイルをドラマ『ハンドメイズ・テイル侍女の物語』のエリザベス・モスが演じた。

映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』は、２月２３日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や三条のＭＯＶＩＸ京都や七条のＴ・ジョイ京都、神戸・三宮のＯＳシネマズミント神戸等で公開。

ディズニーより『ネクスト・ゴール・ウィンズ』の試写会に招待されました。

２００２年の日本・韓国開催によるFIFAワールドカップに向けて盛り上がっていた２００１年。そういえば、当時、ワールドカップ予選史上最悪となる０対３１という歴史的な大敗試合があったよなぁ…と本作のニュースリリースによって思い出した。その後の出来事は知る人ぞ知るだっただろうか。とはいえ、２０１４年に公開されたドキュメンタリーによって彼等の頑張りが注目されたんですよね。アメリカ領サモアは、サモア独立国の南東に位置しており、人口は現在でも４万５千人程度。その中で、いわばアマチュア選手の寄せ集めでありながら、世界大会の予選に臨んだことが驚かされる。そういった国のナショナルチームに対し、アメリカサッカー連盟は、とあるオランダ人監督を就任させた。どちらかといえば昔気質で口の悪い監督であったことから、当初は島民の反感を買うことになるが、サモアの人々が持つ純粋なひたむきさや優しさによって徐々にチームに馴染んでいく。となれば、お互いの良きところをピックアップしてチームとして成長していく様子から自然と応援したくなってしまう。選手の中には多様な人々がおり、今こそ映画化すべき題材であることが気づかされる。そして、人生の中で敗退や後悔を経験した者こそが実感できる達成感を得られる作品になっており、タイカ・ワイティティ監督作品ならではの優しさやおかしさに満ちていた。未だにワールドカップの予選を突破したことはないが、アメリカ領サモアならではの充足感が伝わってくる作品に仕上がっている。

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