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インド初のLCC航空会社の創業を描いた『ただ空高く舞え』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2024年1月23日

©2D Entertainment

 

インドの格安航空会社エア・デカンの創設者、G・R・ゴーピナート大尉の自伝的著書に着想を得て、空軍時代の同期生3人が、困難を乗り越え航空会社を作ろうとする姿を描く『ただ空高く舞え』が1月27日(土)より関西の劇場で公開される。

 

映画『ただ空高く舞え』は、インド初の格安航空会社「エア・デカン」の創設者G・R・ゴーピナート大尉の自伝的著作をベースに、航空会社創業にまい進する男たちを描いたドラマ。エコノミー席が満席のため、父の死に目に会うことができなかった空軍士官ネドゥマーランは、空軍時代の同期生と3人でインド初となる格安航空会社を立ち上げようとする。そんな彼らの熱意を、さげすむ者や馬鹿にする者も多かったが、周囲の雑音にもめげず、彼らは航空会社創業という夢を目指して前進していく。タミル語映画のスターであるスーリヤが主演、監督は『ファイナル・ラウンド』のスダー・コーングラーが務めた。

 

©2D Entertainment

 

映画『ただ空高く舞え』は、関西では、1月27日(土)より大阪・九条のシネ・ヌーヴォで公開。また、京都や兵庫の劇場でも公開予定。

インド初のLCCである「エア・デカン」の創業者であるG・R・ゴーピナートの自伝的著作を描いた本作。LCCなるものを初めて知った時、飛行機に乗って移動するだけであるならば必要最小限のサービスがあれば十分であり、コストも抑えることが出来るならば、安全性への担保があれば大丈夫ではないか、と感じていた。それは、国は違えど、ベンチャービジネスから成長していくことが出来るならば十分に成立するものである、と受けとめたい。だが、そんなビジネスを良しとしないのが、既得権益を掴んでいる既存の大手航空会社だ。国の中枢機関ともしっかりと組んでおり、その壁は厚かった。いくつもの巧妙に仕掛けらた罠に嵌められながらも、何度でも起ち上がっていく主人公は、たとえ絵に描いた餅のような構想であっても、応援したくなってしまう。その裏側では、妻が内助の功の如く背中を叩いていくような光景には、既存の多くのインド映画で描かれてきたストーリーテリングとも違っていた。如何にして必要最小限のサービスと共に安全で快適なLCCを実現させたのか、しっかりと見届けてほしい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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