声を発することをやめた青年と、視力を失い絶望の中でもがく音大生が静かに思いを紡いでいく『サイレントラブ』がいよいよ劇場公開！
©2024「サイレントラブ」製作委員会
声を出すことをやめた青年と、視力を失ったピアニスト志望の音大生が過ごす、かけがえのない日々を描く『サイレントラブ』が１月２６日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『サイレントラブ』は、声を捨てた青年と視力を失った音大生が静かに思いを紡いでいく姿をつづったラブストーリー。ある出来事をきっかけに声を発することをやめ、毎日をただ生きているだけの青年である蒼。不慮の事故で視力を失ったピアニスト志望の音大生である美夏と運命的な出会いを果たした彼は、絶望の淵に追い込まれながらも夢を諦めない彼女にひかれていく。美夏をすべての危険から守ろうとする蒼だったが、彼女に思いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。そんな蒼の不器用な優しさがようやく美夏の心に届きはじめた矢先、運命の渦が２人をのみ込んでいく。
本作は、『ミッドナイトスワン』の内田英治さんが監督・原案・脚本を手がけ、山田涼介さんが主人公の蒼、浜辺美波さんが音大生の美夏を演じ、野村周平さん、古田新太さんが共演。久石譲さんが音楽を担当した。
©2024「サイレントラブ」製作委員会
映画『サイレントラブ』は、１月２６日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマ、難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や三条のＭＯＶＩＸ京都や七条のＴ・ジョイ京都、神戸・三宮のＯＳシネマズミント神戸等で公開。
声を発することが出来なくなり、どうにか対応できるアルバイトをしながら黙々と日々を過ごす青年。不慮の事故で視力を失いながらも、いつかは回復するかもしれず、明日が見えないピアニスト志望である音大生の女性。お互いに見た目や声が分からない中で、どのようなコミュニケーションをとることが出来るのか。シンプルながらも、お互いが共通して持っている感覚によってコミュニケーションをしていく様子は、けなげさを感じてしまう。どうかこの２人に幸せな未来があることを願いたい。されど、一方が秀でた才能があるとすれば、それに呼応しようとするならば、どうしても誰かの協力が必要となってくる。そこで、本作における三角関係が描かれ、周囲を取り巻く者達によって物語が膨らんでいく。多様なジャンルの作品を手掛けながらも、『ミッドナイトスワン』も手掛けている内田英治監督ならではの刹那的な物語が描かれていた。
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- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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