売却寸前の農場を建て直すべく、納屋にキャバレーを開いた実話を描く『ショータイム!』がいよいよ劇場公開!
©2021 – ESCAZAL FILMS – TF1 STUDIO – APOLLO FILMS DISTRIBUTION – FRANCE 3 CINEMA – AUVERGNE-RHONE-ALPES CINEMA
経営難で差し押さえにあった酪農家が、与えられた2ヶ月の猶予期間に、納屋をキャバレーに改装して挽回を目指す『ショータイム!』が12月1日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ショータイム!』は、経営難に陥った農場を立て直すべく納屋にキャバレーをつくった驚きの実話をもとに描いたフランス製ヒューマンドラマ。酪農家のダビッドは、一家が3代にわたって続けてきた農場を経営危機で差し押さえられそうになってしまう。民事裁判所の判事から2ヶ月の猶予を与えられた彼は、途方に暮れながら訪れたキャバレーでボニーというダンサーの魅力的なパフォーマンスに出会い、農場の納屋をキャバレーに改装して勝負に出ようと思いつく。折しも仕事を失ったばかりのボニーに、ダビッドはショーへの出演と演出を持ちかける。ボニーは最初こそ不審に思いながらも、ダビッドが集めた訳ありパフォーマーたちを厳しく鍛えあげてステージを完成させていく。しかしオープン前日、思わぬ事態が起きてしまう。
本作では、『セラヴィ!』のアルバン・イワノフがダビッド、『TAXi ダイヤモンド・ミッション』のサブリナ・ウアザニがボニーを演じた。監督・脚本は『奇跡のひと マリーとマルグリット』のジャン=ピエール・アメリスが務めた。
©2021 – ESCAZAL FILMS – TF1 STUDIO – APOLLO FILMS DISTRIBUTION – FRANCE 3 CINEMA – AUVERGNE-RHONE-ALPES CINEMA
映画『ショータイム!』は、12月1日(金)より全国の劇場で公開。関西では、12月1日(金)より大阪・堺のMOVIX堺や岸和田のユナイテッド・シネマ岸和田や枚方のユナイテッド・シネマ枚方、12月15日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や心斎橋のシネマート心斎橋、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
経営難で差し押さえにあった酪農家が、与えられた2ヶ月の猶予期間に納屋をキャバレーに改装!?そんな映画みたいなことが本当にあった!?日本なら、もし着想しても実現することはなかなか難しそうだ。…と書きつつも、本来の”キャバレー”は、フランスが発祥で、ダンスホールや舞台のある酒場である。歌や踊り、コントなどのショーが演じられ、ホステスのサービスによって飲食やダンスが楽しめる空間であるが、本作の主人公である酪農家のダビッドが遭遇したキャバレーのショーは芸術的にも技術的にも達観したダンスであり、これは観る者を魅了することも納得だ。とはいえ、これを納屋で実現するには、かなりの困難が待ち構えているのは明らか。魅了されたダンサーを引き抜くことが出来たとしても、他にも出演者を探さないといけないし、集客するための活動も重要だ。として、3代にわたって続けてきた農場の家族を説得し納得してもらうことが何よりも一番難しい。旧態依然とした人々に本質を理解してもらった上でこそ、キャバレーをオープン出来るのだ。ダビッドも出演者も各々が得手不得手がある中で、どのようにしてオープン日を迎えられるか。喜怒哀楽が詰まったエンターテインメントを存分に楽しんでみよう。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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