韓国ソウルに実在する地下鉄の駅を舞台とした日韓合作ホラー！『オクス駅お化け』がいよいよ劇場公開！

2023年10月3日

ソウルに実在する駅を描き、世界中で閲覧されたウェブ漫画を基に、駆け出しの記者が人身事故の真相を追っていく『オクス駅お化け』が１０月６日（金）より全国の劇場で公開される。

駆け出しのウェブニュース記者のナヨンは、ボーイフレンドのウウォンを助手に、アクセス数稼ぎのため、地下鉄オクス駅で起こった人身事故の取材を開始する。２人は取材を進める中で、被害者以外に「線路に子どもがいた」という奇妙な目撃談を耳にし、ある目撃者はとり憑かれたように謎の数字を連呼していた。やがて事件を追う２人の周囲で、次々とおぞましい変死が続発する。

本作は、都市伝説を題材に描いた韓国のウェブ短編マンガを、『リング』の高橋洋さん、『アパートメント』のイ・ソヨンによる脚本、『貞子vs伽椰子』の白石晃士さんの脚本協力で実写映画化。ナヨン役を韓国で大ヒットしたドラマ「SKYキャッスル上流階級の妻たち」のキム・ボラ、ウウォン役を5人組バンドN.Flying』のメンバーでドラマ「君と世界が終わる日に」でも話題を呼んだキム・ジェヒョンがそれぞれ演じる。監督は『人形霊』のチョン・ヨンギが務めた。

映画『オクス駅お化け』は、１０月６日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のＭＯＶＩＸ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

『リング』の高橋洋さんと『貞子vs伽椰子』の白石晃士さんが関わっているということから、Ｊホラーの要素が備わった韓国ホラー映画というのは実に興味深い。日本で公開される韓国映画の中では、数は少なくともホラー映画がいくつかある。それらの作品とは違った、土着的なホラー映画の要素がたっぷりと込められていた。そして、近年注目の韓国のウェブトゥーンを原作にしており、日韓の才能が融合した実に興味深い作品である。

主人公は、アクセス数を以て評価されるウェブニュースサイトの記者ナヨン。電車の中で自身が書いた記事が読まれていることに満たされる人間である。奇怪な都市伝説のような事件に直面し、真相を追い求めていくと、とんでもない事件に自身も巻き込まれてしまう。ミスリードさせてしまようなストーリー展開もあり、何を見せられているのか分からなくなってしまう作風も興味深い。事件の真相に気づかされた時には思わずゾッとしてしまう。最終的には、Ｊホラー映画の或る作品を思い出してしまった。様々な要素が入っていないと観客の満足度を高められない韓国映画界においてＪホラー映画の要素が加わることで、実にエンターテインメントな作品として出来上がっている。さぁ、あなたの近くには…？

Related Tags: