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津軽塗職人を目指す娘と寡黙な父が漆や家族と向き合う姿を描く『バカ塗りの娘』がいよいよ劇場公開!

2023年8月29日

©2023「バカ塗りの娘」製作委員会

 

津軽塗職人の父と暮らしている娘が、津軽塗に興味を持ったことをきっかけに、家族を動かしていく『バカ塗りの娘』が9月1日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『バカ塗りの娘』は、青森の伝統工芸である津軽塗を題材に、不器用な女性が津軽塗職人の父との暮らしの中で自身の進む道を見いだしていく姿を描いた人間ドラマ。青森県弘前市。青木美也子は高校卒業後もやりたいことが見つからず、家計を助けるためスーパーで働いている。何をやってもうまくいかず自分に自信を持てない彼女だったが、津軽塗職人である父の手伝いだけは夢中になれた。しかし父は業界の斜陽とともに気力を失い、いつしか家族もバラバラになっていた。貧しい暮らしと父の身勝手さに愛想を尽かして出ていった母と、家を継がず美容師になった兄。そんな家族の中で、津軽塗の道に進みたいと言い出せない美也子だったが…

 

本作では、堀田真由さんが主人公の美也子役を務め、小林薫さんが寡黙な父を演じる。高森美由紀さんの小説「ジャパン・ディグニティ」を原作に、『まく子』の鶴岡慧子さんが監督を務めた。タイトルの「バカ塗り」とは、「バカに塗って、バカに手間暇かけて、バカに丈夫」と言われるほど塗っては研ぐ工程を繰り返す津軽塗を指す言葉である。

 

©2023「バカ塗りの娘」製作委員会

 

映画『バカ塗りの娘』は、9月1日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。

青森の伝統工芸である津軽塗。作中では、背中を見て学ぶが如く、娘は父の横に座り、ジッと見つめ、見よう見まねで津軽塗を実践していく。普段は、家計を助けるためスーパーで働いているので、四六時中を津軽塗に勤しむことは出来ない。様々な事由によって気が散ってしまい、目の前にあることに集中できず、何をやってもうまくいかず自分に自信を持てなかった。気づけば家族はバラバラになってしまったが、そんな状況下で、娘は、やはり津軽塗を選んだ。しかも、ふとしたきっかけから大いなるチャレンジも。

 

娘を演じた堀田真由さんは、近年では、名脇役として主演の方をナイスアシストする役が多かった。定期的に主演女優として演じることもあり、安定の演技力がある。自然体の演技の中にきらりと光るものがあり、惹かれてしまう魅力を放っていた。監督を務めた鶴岡慧子さんの作品は、どことなくファンタジー要素のある人間ドラマを描くことが多かったが、本作は真正面から津軽塗を取り巻く人々を描いている。幅広い世代に向けた、津軽塗という伝統工芸にかける思いが込められた作品であった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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