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39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された夫と家族の9年間の軌跡を描いた『オレンジ・ランプ』がいよいよ劇場公開!

2023年6月27日

©2022 『オレンジ・ランプ』製作委員会

 

若年性アルツハイマー型認知症と診断された営業マンと、寄り添う妻の姿を描きだす『オレンジ・ランプ』が6月30日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『オレンジ・ランプ』は、39歳で若年性認知症と診断された丹野智文さんの実話を基に描く夫婦の希望と再生を描いたドラマ。39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された只野晃一は、妻と2人の娘を抱え、不安に押し潰されそうになる厳しい現実に直面していた。そんな晃一に妻の真央は何でもやってあげようとするが、晃一は日ごとに元気がなくなっていった。しかし、ある出会いをきっかけに真央と晃一の意識に変化が訪れる。「人生をあきらめなくてもいい」と彼らが気づいたことにより、家庭や職場、地域など2人を取り巻く世界もまた、変化していく。

 

本作では、真央役を貫地谷しほりさん、晃一役を和田正人さんがそれぞれ演じるほか、伊嵜充則さん、山田雅人さん、赤間麻里子さん、赤井英和さん、中尾ミエさんらが脇を固める。介護の世界を描いた「ケアニン」シリーズのスタッフ陣が製作を手がけ、『あしたになれば。』の三原光尋監督がメガホンを取った。

 

©2022 『オレンジ・ランプ』製作委員会

 

映画『オレンジ・ランプ』は、6月23日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された…自身が同じような境遇に対峙してしまったら、どうするだろう。絶望しか感じ得ないところから、どうにか頼りに出来るパートナーと共に必死に生きていこう、とするだろうか。でも、絶望を味わった経験や必死だったことさえ、気づけば忘れてしまうのかな…と本作冒頭のシーンについて冷静に考えてみながら受けとめている。無我夢中に必死に乗り越えた先の生き方を本作は提示してくれた。若年性アルツハイマー型認知症を受け入れた先で変化していき、とめどなくやってくる日々に対して前向きに対応していく主人公の姿から観る者に生きる勇気をもらったような気がする。様々な病に通ずることか定かではないが、どうしても怖がってしまうものではあるが、いつまでも恐れていることはできない。生涯患うかもしれないものに対して付き合っていく姿勢を教えてもらった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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