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ひょんなことから越後丹生山藩の藩主となった青年の人生逆転エンタテインメント『大名倒産』がいよいよ劇場公開!

2023年6月20日

©2023『大名倒産』製作委員会

 

大名の跡継ぎだと告げられた鮭売りの青年が、藩が抱える莫大な負債の返済に命を懸ける『大名倒産』が6月23日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『大名倒産』…

江戸時代。越後・丹生山藩の役人の息子として平穏に暮らしていた間垣小四郎は、ある日突然、自分が徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎだと知らされる。しかも実の父である一狐斎は、小四郎に国を任せて隠居してしまう。庶民から藩主へと大出世したかに思えたのもつかの間、丹生山藩が25万両(今の価値で約100億円)もの借金を抱えていることが判明。頭を抱える小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。それは借金の返済日に藩の倒産を宣言して踏み倒すという案だったが、実は一狐斎は小四郎に全ての責任を押しつけて切腹させようと企んでいた。

 

本作は、ベストセラー作家の浅田次郎さんによる時代小説を、『そして、バトンは渡された』の前田哲監督が映画化。神木隆之介さんが主演を務め、キャリア初のちょんまげ姿に挑戦。小四郎の幼なじみであるさよを杉咲花さん、小四郎の兄である新次郎を松山ケンイチさん、実の父である一狐斎を佐藤浩市さんが演じる。『七つの会議』の丑尾健太郎さんと、テレビドラマ「下町ロケット」の稲葉一広さんが共同脚本を手がけた。

 

©2023『大名倒産』製作委員会

 

映画『大名倒産』は、6月23日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSや神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

江戸時代、各藩の大名が国元と江戸を1年交代で往復しながら生活する参勤交代によって、妻子を人質同然で江戸に置き謀反を防ぐと共に、大名の経済力を削いで、更なる反抗する力をなくすといった目的もあった。とはいえ、1年交代の往復は所謂”大名行列”が伴い、度重なれば、藩の財政は圧迫し、莫大な負債が増し倒産する藩も無きにしも非ず。ならば、勘定方はしっかりしないといけないが、お金は悪しきものとされ、藩主が直接申し入れることが出来ない。ということは、幾らでも良くない企みが起こり得る。或いは生産性を追求し過ぎしてしまうと、藩の稼ぎ頭にも成り得る名産品を作り出すことさえ悪しきものとされるのは愚の骨頂だ。…と書いていると、これは現代社会に起きている問題の通ずる出来事が本作に盛り込まれていることに気づかされる。また、25万両もの借金を返済すべく、どんなものでもお金に換えていく模様は興味深く、金は天下の周りもの、とは言い得て妙だと感じられた。なお、無事に借金を返済できたとしても、その次に藩がどのように経済を回していくか、も重要。参勤交代のメリットとして、江戸と地方との情報・学問・文化交流が積極的に促されたこともあり、これがどんな突破口になっていくか、も注目ポイント。膨大な借金が巡り巡っていきながら、こんな喜劇になっていくのか、と驚きと共に楽しめるエンターテインメント作品になっている。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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