制御不能となったAI人形が引き起こす惨劇を描いたサイコスリラー『M3GAN／ミーガン』がいよいよ劇場公開！
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少女の親友になるようにプログラムされたＡＩ人形の行き過ぎた愛情が惨劇を引き起こす様を描く『M3GAN／ミーガン』が６月９日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『M3GAN／ミーガン』は、子どもを守るＡＩ人形が引き起こす惨劇を描いたサイコスリラー。おもちゃ会社の研究者ジェマは、まるで人間のようなＡＩ人形「M3GAN（ミーガン）」を開発している。ミーガンは子どもにとっては最高の友だち、そして親にとっては最大の協力者となるようプログラムされていた。交通事故で両親を亡くした姪ケイディを引き取ることになったジェマは、あらゆる出来事からケイディを守るようミーガンに指示する。しかし、ミーガンの行き過ぎた愛情は思わぬ事態を招いてしまう。
本作では、『ゲット・アウト』のアリソン・ウィリアムズがジェマ、『ブラック・ウィドウ』のバイオレット・マッグロウがケイディを演じた。「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンと「パージ」シリーズのジェイソン・ブラムが製作を手がけ、『マリグナント 狂暴な悪夢』のアケラ・クーパーが脚本を担当している。
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映画『M3GAN／ミーガン』は、６月９日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田、難波のＴＯＨＯシネマズなんばやなんばパークスシネマ、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や三条のＭＯＶＩＸ京都や七条のＴ・ジョイ京都、兵庫・西宮のＴＯＨＯシネマズ西宮ＯＳや神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。
ＡＩ人形が引き起こす惨劇を描いた作品は、直近では２０１９年公開の『チャイルド・プレイ』があった。ブラック企業で過酷な労働を強いられたエンジニアの恨みが、ＡＩ人形のプログラムに仕込まれていた、という要素があり、現代的な作品に仕上げられている。本作の場合、交通事故で両親を亡くし、悲しみからふさぎこんでしまった９歳の少女ケイディに研究段階のＡＩ搭載人形であるミーガンを与えることから始まっていく。ケイディが親しめば親しむほど、彼女によかれと思えることを次々と実行していくミーガン、というＡＩ人形としては成功していたかのように思えるが、ケイディへの愛情が、やがて狂気へと変わり、とてつもない惨劇を引き起こしていくのはスリラー映画として醍醐味が存分に込められている。ＡＩに対する学習プログラムについて、ミーガン側からの視点を以て反論するシーンもあり、現代のＡＩ技術に対する皮肉も込められているようで、興味深い。各々の時代で技術発展に伴い、社会への警鐘を鳴らすがごとく、本作のような作品が制作されていくのか、楽しみにしておこう。
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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