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訳あり土星人が地球の家族になりすます『宇宙人のあいつ』がいよいよ劇場公開!

2023年5月15日

©映画「宇宙人のあいつ」製作委員会

 

23年間ある家族の次男として、人間になりすましていた宇宙人が、地球を離れるまでの3日間を描く『宇宙人のあいつ』が5月19日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『宇宙人のあいつ』は、地球人になりすましてきた宇宙人が、地球を離れるまでの3日間で人間としてやり残したことに奮闘する姿を描いたコメディ。人間の生態調査のため、23年前に土星から来た宇宙人は、真田家四兄妹の次男である日出男として、長男の夢二、長女の想乃、三男の詩文と暮らしていた。家族というものがわからない日出男は、夢二から、家族とは自分よりも大切なものがあることだと教えられる。真田家のさまざまな問題が起こる中、日出男が地球を離れる日が近づいてくる。日出男に残された時間はあと3日間。人間としてやり残したことをやり遂げるため、日出男の地球での最後の奮闘がはじまる。

 

本作は、中村倫也さんが主演で日出男役を演じ、長女の想乃役を伊藤沙莉さん、長男の夢二役を「バナナマン」の日村勇紀さん、三男の詩文役を柄本時生さんがそれぞれ演じる。監督・脚本は、『ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち』『ステップ』の飯塚健さんが務めた。

 

©映画「宇宙人のあいつ」製作委員会

 

映画『宇宙人のあいつ』は、5月19日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や九条のT・ジョイ京都、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSや神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸等で公開。

大小様々な規模のおもしろい作品を手掛けてきた飯塚健監督。今回は、オリジナル脚本で宇宙人もの!?一癖も二癖もありそうな作品だと思わせてくれる。でも、作品の本質は、家族もの作品。って、主人公は、地球人になりすましてきた宇宙人だから、疑似家族だけどな。四兄妹それぞれが何らかの悩みを抱えており、家族会議を開催することで打破していく姿は微笑ましい。そんな家族の在り方が、地球以外の惑星で存在するか知らないけれど、主人公の日出男としては、十分に研究価値のある対象だったのだろう。或る意味で、緩やかな流れの地球侵略ものかと思っていたら、真相は大いなる野望が…愛する家族と野望に挟まれて悩んでいく姿を滑稽に演じているのは中村倫也さん。まさに見事にハマっていた。日出男の最後の奮闘は、上手くいくのかどうか。大いに楽しんで観てもらいたい作品である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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