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サプライズゲストあり!大阪らしさが溢れるトークが終始繰り広げられた『嘘八百 なにわ夢の陣』TOHOシネマズ梅田で舞台挨拶開催!

2023年1月7日

豊臣秀吉の出世を後押ししたと言われる7つの縁起物「秀吉七品」の1つ、鳳凰の銘がついた茶碗をめぐる騙し合いが繰り広げれられる『嘘八百 なにわ夢の陣』が全国の劇場で公開中。1月7日(土)には、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田で舞台挨拶が開催された。

 

映画『嘘八百 なにわ夢の陣』は、中井貴一さんと佐々木蔵之介さん扮する古物商と陶芸家がだまし合いの大騒動を繰り広げるコメディ「嘘八百」シリーズの第3作。空振りばかりの古美術商・小池則夫と、うだつの上がらない陶芸家・野田佐輔コンビの前に、豊臣秀吉の出世を後押ししたと言われる7つの縁起もの「秀吉七品」の中でも、唯一所在不明だった茶碗「鳳凰」の存在がちらつく。手にすれば一獲千金の幻のお宝となる「鳳凰」をめぐり、開催間近の大阪秀吉博や、TAIKOHと名のるカリスマ波動アーティスト、謎の美女なども絡み合う騙し合いが繰り広げられ、小池・野田のコンビ分裂の危機にまで発展する。小池役の中井さん、野田役の佐々木さんをはじめとするシリーズおなじみのキャスト陣に加え、カリスマ波動アーティスト・TAIKOH役で安田章大さんが出演。監督をドラマ『全裸監督』で知られる武正晴さんが務め、脚本をドラマ『失恋めし』の今井雅子さんとNHK連続テレビ小説『ブギウギ』の足立紳さんが担当するなど、前作からのチームが手がけた。

 

今回、上映後に佐々木蔵之介さんと友近さんと森川葵さんが登壇。映画の世界の余韻に浸りながら、サプライズな出来事も起こる舞台挨拶が繰り広げれられた。

 

「なにわの映画に、なにわの皆様に会うのは今日が初めてなので、お顔を拝見できて嬉しいです」と感激している佐々木さん。「毎回、作品を重ねる毎に『次を観たいわぁ』と言って下さる方も多く、実現して、今回完成して、これだけの皆さんに来て頂けるのは本当に光栄です」と友近さん。「19:30頃まで舞台をやってました。梅田芸術劇場(シアター・ドラマシティ)で」と駆けつけてきた森川さん。佐々木さんも、大阪城が目の前にある森ノ宮ピロティホールで舞台公演中だ。友近は昨日の東京での舞台挨拶に続いて登壇しており「東京も凄くお客さんが入って下さった。大阪も後ろまでびっしり入って下さっているので、コロナ禍で皆さんも心配はあっただろうけども、これだけの方が集まって下さるんだ。嬉しいですね」と感激していた。

 

ここで、中井貴一さんと安田章大さんのメッセージ映像が到着。「大阪の堺市でロケをさせてもらいました」と中井さんが振り返り、安田さんは「堺で撮影することが多かった。堺はバラエティのロケでよく行っていました」と思い返す。本シリーズは、1作目が大阪・堺、2作目が京都、3作目は堺に戻っており、中井さんは「1作目は16日で撮影したので、堺が大阪のどこにあるのか、堺の街がどうなっているのか、自分がどこにいるのかも分からない」と打ち明ける。今作では1ヶ月間の撮影となり「様々な街も見れました。自分が何処にいるのか分かった。堺から離れる時は惜別の思い、また直ぐに戻ってきたいなぁ」と思い入れが出来ていた。安田さんは撮影最終日の後に御食事に呼んでもらい「皆、頼み方がわんぱく過ぎる。なんぼ程食べるの!?大人ってこんなに子供!?」と驚いた。なお、先日、森川さんの舞台に安田さんが観覧しに行っていたことも告白。そして、中井さんは「この映画、大阪で当たらなかったら、何処も当たりません。大阪の責任には非常に重大です。大阪がどういう風にこの映画を愛して下さっているのか。今、大阪をこれだけフィーチャーし大阪を愛している映画はないので。この映画を愛してください」とメッセージを送った。

 

そして、サプライズゲストとして、中井貴一さんが登場。「初日、2人で立つことが出来なかった。この映画は、2人で舞台に立ちたいなぁ、という気持ちもありました。大阪が舞台ですので、東京で2人で立つよりも大阪で是非立たいなぁ、という思いで今日は来させて頂きました」と御挨拶。どうやら、中井さんの仕事が早く終わったようで、電車に飛び乗って来阪したようだ。父親役である中井さんを目の前にして森川さんは「嬉しいです。一緒に宣伝は出来ないんだろうな、と思っていたので、現場が終わってからも、また会えてとっても嬉しいです。そして、お二人が揃うのは嬉しいですね。この映画は2人揃わないと、って思っていたので、それが見られて、とても嬉しいです」と感激しきりである。

 

堺での撮影について、佐々木さんは「僕と貴一さんが泊まっていたホテルで空き部屋があり、自由に使わせてもらった。僕と貴一さんは示し合わせていないが、僕が行ったら貴一さんがお茶を飲んではったり、僕がお酒を吞んでいたら貴一さんがいらっしゃったり。今までより今回の方が貴一さんと接する機会が多かった、プライベートでも」と振り返る。なお、中井さんは、初めて舞台挨拶に普段着で来ており「42年も俳優をやっていて初めて。これは場違いだということが分かりました。本当に恥ずかしいぃ」と漏らし、佐々木さんは「普段の中井さんと話していた。現場と普段の貴一さんを見られて…有り難かったですね。俳優として、そして、普通の社会人として。両方ともずっと御一緒させて頂いたのは凄く幸せでした」と喜んでいる。メッセージ映像で話されていた打ち上げについて、友近さんはエピソードを話すと、中井さんが自身の見解を主張していく。そんなアットホームな風景を見ながら、森川さんは「なんで私、そこの場にいないんですか。こんなに行っているのに、なんで私が呼ばれていないんですか。辛いです」と羨ましがるしかなく「作品を重ねる毎に、私の存在感がどんどん薄くなって、出演日数も少なくなって、食事も一緒に行けなくなって切ないです」と主張した。とはいえ、今作では良い役どころを演じており「本当にありがたい部分を頂きました。私で良いのかな、と思ったんですけど、大丈夫でしたか。不安過ぎて、アフレコでブースで録ったんですが、心配し過ぎて、武さんにお願いして、何回もやらせてもらいました」と打ち明けたが、好反応を得られている。

 

最後に、森川さんは「『噓八百』らしいリズムを感じることが出来た。この感じをまた楽しめて嬉しかったです。観て下さった方達の心にあったかい気持ちを宿す映画になっています」と伝え、友近さんは「撮影してても凄く楽しかった。作品を重ねる毎に皆も仲良くなり、出演している方はホッコリさせてくれる方が多かった。撮影注意以外も皆さんが賑やかで、修学旅行に来ているのか、のように皆さんが燥いでいた。その楽しさがスクリーンを通して伝わったんじゃないかな」とメッセージを送っていく。佐々木さんは「1作目を撮っている時、まさかこんな3作目が出来るなんて思ってもみなかった。オリジナルでコロナ禍がある中で3作目を作るなんて奇跡だなぁ、と思います。こんなに御縁があり、ありがたいことがあるのか、と思い、お年玉みたいにサプライズで貴一さんに来て頂きまして…本当に嬉しいです。僕も関西に所縁があるし、関西弁で喋るのも楽しいし」と思いが込み上がっている。中井さんは「次回はスーツでお会いできるようにしたい、本当に後悔しています」と懺悔しながら「3作目まで辿り着きました。またきっと大阪に戻ってくると思います。大阪が駄目だったら駄目なんです。そこまで言っておきます。今後、大阪の動向は常にチェックしておきます。ぜひ応援を」と思いを伝え、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『嘘八百 なにわ夢の陣』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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