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中学時代の“あの頃”と10年後の現在をオリジナルストーリーで描く『耳をすませば』がいよいよ劇場公開!

2022年10月11日

(C)柊あおい/集英社 (C)2022『耳をすませば』製作委員会

 

柊あおいさんが1989年に発表し、ジブリによるアニメ映画版も大ヒットした漫画を実写映画化『耳をすませば』が10月14日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『耳をすませば』…

読書好きな中学生である月島雫は、図書貸出カードでよく名前を見かけていた天沢聖司と最悪の出会いを果たす。しかし雫は聖司に大きな夢があることを知り、次第に彼にひかれていく。そんな聖司に背中を押され自身も夢を持つようになる雫だったが、聖司は夢をかなえるためイタリアへ渡ることに。2人は離れ離れになってもそれぞれの夢を追い、10年後に再会することを誓い合う。それから10年が過ぎた1999年。出版社で働きながら夢を追い続ける雫は、イタリアで奮闘する聖司を想うことで自分を奮い立たせていたが…

 

本作では、スタジオジブリの人気アニメ映画の原作として知られる柊あおいさんの名作漫画を、清野菜名さんと松坂桃李さんの主演で実写映画化。原作漫画とアニメ映画で描かれた中学時代の物語に加え、主人公2人が大人になった10年後をオリジナルストーリーで描く。大人になった雫と聖司を清野さんと松坂さんが演じ、中学時代の2人には映画初出演の安原琉那さんと『光を追いかけて』の中川翼さんを起用。監督・脚本は『ツナグ』『約束のネバーランド』の平川雄一朗さんが務めた。

 

(C)柊あおい/集英社 (C)2022『耳をすませば』製作委員会

 

映画『耳をすませば』は、10月14日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマ梅田ブルク7や難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸kino cinema 神戸国際等で公開。

夢を追い求めた結果、鳴かず飛ばずになってしまったアラサー達に贈る人生の物語なのだろうか。私自身、アニメ映画版を鑑賞したのが小学生の頃。10年以上を経て、今作の鑑賞については何の不安もなかった。なぜなら、本作は、雫と天沢聖司の子供の頃のシーンと、2人の10年後を描いたシーンを相互的に編成しているのだ。原作などの予習を必要とせず、真新しい状態のまま作品を楽しめるようになっており、鑑賞のハードルを下げていて優しい。使用曲が『翼をください』になっているのも、アニメ映画版との差別化としては功を奏している。人生の岐路に立った時、子供の頃に抱いた純粋な気持ちを思い返し、雫や聖司のように自分自身が素直な行動を取れるようになりたいものだ。

fromねむひら

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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