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“家出をした女性の物語”とだけ明かされている…『彼女のいない部屋』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2022年9月1日

(C) 2021 – LES FILMS DU POISSON – GAUMONT – ARTE FRANCE CINEMA – LUPA FILM

 

家出をした女性の秘めた胸の内が、断片的な映像の連なりによって徐々に明かされていく『彼女のいない部屋』が9月2日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『彼女のいない部屋』は、本国フランスでの劇場公開前に明かされたストーリーは「家出をした女性の物語、のようである」という1文のみで、物語の詳細は伏せらており、主人公の女性クラリスを軸に、一見するとバラバラのピースがつなぎ合わさることで、ある真実にたどり着く…

 

本作は、『007 慰めの報酬』等への出演で国際的に知られ、『さすらいの女神たち』など監督としても活躍するフランスの俳優マチュー・アマルリックが監督・脚本を手がけた長編第4作。2021年の第74回カンヌ国際映画祭の「カンヌ・プレミア部門」に選出された。『ファントム・スレッド』『ベルイマン島にて』のビッキー・クリープスが主人公クラリスを演じ、『Girl ガール』のアリエ・ワルトアルテが共演している。

 

(C) 2021 – LES FILMS DU POISSON – GAUMONT – ARTE FRANCE CINEMA – LUPA FILM

 

映画『彼女のいない部屋』は、関西では、9月2日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や京都・烏丸の京都シネマ、9月9日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

今やフランス映画界の名優として知られているマチュー・アマルリック。実は、映画監督としても活躍している。日本で観られる作品としては今作が4作目だ。これまでは、監督を担うと同時に、主役級キャストとして出演してきたが、今作では、監督として制作スタッフ側に徹している。しかも、チャレンジングな作品に取り組んでいた。「家出をした女性の物語、のようである」という1文を以て物語を明かさず、監督も「彼女が実際に何が起きたのか、明らかになさらないでください」と忠告するまでに至っている…作品を観ている側としては、断片的な映像が目の前に映し出されていくことによって、単純に信じようとはせず、真意を理解しようとしていく。時間軸もバラバラにして編集されており、彼女と何らかの関係がありそうではあるが、動向が謎のように思えた時もあった。ふと気づくと全てのピースが埋まっているような感覚にもなってしまう。観終えて直ぐにもう一度見たくなった。

 

 

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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